大地震に襲われたトルコの子供たちのために、スタジアムで大量のぬいぐるみが投げ込まれた。

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トルコのサッカースタジアムで、数多くの観客がぬいぐるみを掲げている。

ぬいぐるみが投げられて宙を舞っている
ぬいぐるみが投げられて宙を舞っている

その後、ぬいぐるみがピッチ上へと投げ込まれ、無数のクマやパンダが宙を舞う。

ぬいぐるみがグラウンドに散乱している
ぬいぐるみがグラウンドに散乱している

グラウンドには、大量のぬいぐるみが散乱。

拍手する選手
拍手する選手

それでもピッチ上にいる選手は、拍手でたたえていた…。

ぬいぐるみは被災した子供たちのため…

観客がぬいぐるみを投げた理由は、大地震に襲われたトルコ。

ぬいぐるみは、被災した子供たちへの寄付だった。

今週に入っても続く地震。トルコ東部の街・マラティヤでは、2月27日に新たな地震が発生。

細かいがれきが積み重なっている
細かいがれきが積み重なっている

新たな地震が発生した翌日に取材班が現場を訪れると…、元々がれきとモスクの間にあった5階建ての建物が崩れてがれきと化すなど、ダメージが蓄積した建物の崩壊が相次いだ

新たな地震では、140人がケガをし、2人が死亡。

亡くなった1人は、損傷していたマンションに荷物を取りに入って、崩壊に巻き込まれた。

地元では、住人の危機意識が低くなっているとの声が聞かれた。

近くの店の男性:
家の中に命より大切なものがあるのでしょうか。みんな建物が崩れることが怖いという意識を持っていない。

一連の地震で、これまでに確認された死者は、トルコとシリアを合わせて5万1000人以上。トルコ国内では、救助隊の配備が遅すぎるなど、政府への批判の声も上がっている。

(「イット!」 3月1日放送より)