武器不足がささやかれるロシア。そんな中、存在感を高めているのが中国だ。
この記事の画像(19枚)ドローンがとらえた映像に映っているのはロシアの戦車。
ウクライナ軍が公開したドローンによる攻撃の瞬間映像だ。
上空からロシア側にダメージを与えている。
国際戦略研究所によると、ロシアは侵攻開始以降、最も戦闘能力の高い戦車の約半数を失ったという分析が出ている。
さらにウクライナ国防省情報総局によると、戦車だけではなく、高性能な巡航ミサイルも現在100発以下にまで減っているという。
そんな中、いま存在感を高めているのが中国。
武器が不足するロシアにドローンや弾薬を提供するのでは、という話が出ていたり…
ロシアによるウクライナ侵攻開始から1年のタイミングで、独自の和平案を発表したりしている。
さらには2月22日、モスクワで両手を広げて訪問客を歓迎するプーチン大統領。
会談の相手は、中国の外交トップ・政治局委員の王毅氏だ。
相手との距離が近い…両国が接近した証か
この会談で、プーチン大統領は異例の対応を取った。
2022年2月、フランスのマクロン大統領が訪れた時。
そしてドイツのショルツ首相が訪れた時も…
両者のあいだには、長さ5メートルのテーブルが置かれていた。
22日の王毅氏との会談でも同じテーブルが使われたが、椅子の位置を変え、距離がぐっと近くなってる。
中国には2月28日から、プーチン氏の盟友・ベラルーシのルカシェンコ大統領が訪問。
テーブルの距離は、ロシアと中国の距離が今まで以上に接近した”証”なのか、世界が注目している。
(「イット!」 2月28日放送より)