「アドベンチャーワールド」のパンダ3頭が、中国のジャイアントパンダ繁殖研究基地へと出発する。

おりの中にいるパンダ
おりの中にいるパンダ
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おりの中から外を見つめるパンダ。

記者:
午前7時26分です。永明が獣舎から出てきました。

和歌山県・白浜町のアドベンチャーワールドのお父さんパンダ・永明(30)と、双子の娘・桜浜と桃浜(8)。

22日朝、中国に向かうため、施設を出た。

人間でいうと90歳近い永明。

29年前に中国から来園し、16頭の子の父親として親しまれてきた。

3頭が向かうのは、永明の生まれ故郷、中国・四川省成都市にあるジャイアントパンダ繁殖研究基地。

研究や繁殖を目的とした世界最大のパンダの飼育施設だ。

パンダ6頭が40年で237頭に増加

基地の始まりは約40年前。病気やケガをしていたパンダ6頭を保護し、繁殖を続けた結果…

今では237頭に増加。

2022年の1年間では、15頭の赤ちゃんが生まれた。

面積は約3平方キロメートルと、東京ディズニーリゾートの実に3倍。

パンダたちは広大な敷地で自然に近い環境で飼育されていて、永明は余生を、桜浜と桃浜は、繁殖のパートナーを探して過ごすことになる。

(「イット!」 2月22日放送より)