全国で相次ぐ広域強盗に関与したとみられ、フィリピンから移送された特殊詐欺のグループが、日本でだまし取った金を「地下銀行」を通じて送金させていた疑いがあることがわかった。

渡辺優樹容疑者(38)をリーダーとする特殊詐欺グループは、少なくとも60億円をだまし取ったとみられている。

捜査関係者によると、グループは日本でだまし取った金の一部を、送金履歴の追跡が難しい海外の「地下銀行」を通じて、フィリピンに送金させていた疑いがあることがわかった。

また、これまでの調べで、現金で運搬させていたケースも確認されているが、金はグループの金庫番である小島智信容疑者(45)が管理していたとみられている。

警視庁はグループの金の流れの解明を進めている。

(「Live News days」2月15日放送)