
東京・世田谷区で13日夕方、道路にとまる複数の消防車両。その先でカメラが捉えたのは、壁の下敷きになった工事車両だった。

一体、何が起きたのだろうか。
法面がむき出しに…「業者が帰ってすぐ倒壊」「雪崩みたいな音が」
午後4時過ぎ、「工事中の建物が倒壊した」との通報が警察に寄せられた。

現場は、世田谷区の高級住宅地・成城。

近所の人の話によると、斜面に沿って建っていた壁が倒れたといい、現場は空き地だったという。

近隣住民:
(現場には)何も建っていなかった。それで倒れた擁壁(ようへき)が、上のマンションのところにくっつくような形で…
ーー壁だけ倒れた?
そうです。

別の近隣住民:
雪崩のようなダダダダーみたいな音がした。そしたら警察がきて「すぐ避難してください」って言われて。

2022年10月に撮影された現場の画像を見てみると、空き地の奥に、植物が絡まる壁が確認できる。

しかし、13日の現場の映像では、壁が接していたとみられる法面の部分の土が、むき出しになってしまっている。

近くに住む人によると、事故は工事関係者が引き揚げた直後に起きたという。

近隣住民:
ものすごい音ですよ。もう、爆裂的な、ものすごい音ですよ。びっくりしました。
(現場から)業者の方が帰ってすぐですよ。5分か10分ぐらいして崩れたんですよ。5~6人いましたよ、ここ。だから命拾いですよ。

警視庁は、事故が起きた詳しい原因について調べている。
(「イット!」2月13日放送より)