物価高のなか「バレンタインデー」のプレゼントの予算を減らす人が約2割にのぼっていることがわかった。
日本生命保険が行った調査では、物価が上昇するなか「バレンタインデー」のプレゼントの予算を、去年より減らすと答えた人が17.2%にのぼったほか、渡す人数を減らすとした人も、14.8%となった。

プレゼントの金額は、配偶者や恋人などに渡す場合の平均は3324円と、去年の2730円より増えたものの、自分自身へのプレゼントでは2527円となり、去年の3969円から、大きく減っている。

渡す相手は「配偶者・パートナー」(64.1%)や「自分自身」(12.2%)が去年より増えた一方で、「職場の人」は去年より減って14.7%で、職場の人や仕事関係者へのプレゼントは「必要ない」と答えた人が76.2%にのぼった。
ニッセイ基礎研究所の久我尚子氏は、「物価高で節約意識が高まることで、義理チョコ文化は一層衰退へ向かうのかもしれない」と分析している。