経営再建を迫られる日産の株主総会で、不満の声が相次ぎました。
経営再建が急務となっている日産自動車が株主総会を開き、2024年の2倍近くとなる約1000人が参加しました。
2024年度に6700億円を超える赤字を計上した日産は、2027年度までに2万人の人員削減や国内外で7つの工場を減らす方針を示しています。
4月に就任したエスピノーサ社長ら新たな取締役の選任など、会社側からの提案はすべて可決されましたが、経営再建に向けた具体的な説明がなかったことなどに対して、株主からは不満の声が相次いだということです。
株主は「もうちょっと明確なこれからの再建計画を、もっとより具体的なのを聞けたらよかった」と話しました。
経営の立て直しが迫られる中、今後、明確な再建の道筋を示せるかが焦点です。