新潟県糸魚川市の海岸に打ち上げられたのは、大量のイワシ。目を疑う光景だ。
この記事の画像(12枚)釣りユーチューバー シメサバさん:
ここに見えている白いものは、全部イワシです。私は今、イワシの上を歩いているんですけど、もう長靴に入っちゃうくらい、イワシがたくさん打ち上げられています。
足を一歩踏み出すと、膝の上までイワシに埋る。
回収に多額の費用も
イワシは、2月6日の夜から7日の朝までに漂着したとみられ、その範囲は海岸の約300mに及んでいる。
男性:
絶対新鮮。関東で売ってるのより、よっぽど新鮮。
女性:
匂いが新鮮な、お刺身みたいな匂いがします。
大量のイワシを目当てに集まる人。しかし、新潟県は「原因がわからないため、触ったり持ち帰ったりしないでほしい」と呼びかけている。
海岸では8日から、60人態勢で回収作業が始まった。
新潟県土木部 五十嵐正巳さん:
ひょっとしたら(回収費用が)1000万円近くなってしまうかも。
これだけ大量のイワシは、どうして打ち上げられたのか?
イルカと水温低下が原因か
地元の住民:
漁師の方がね、7日にイルカがいっぱい群れでいて、イルカにイワシが追いかけられているのを見たって。
イルカがイワシを追い込んだというのだ。そこで、港で作業していた漁師に聞いてみた。
地元の漁業関係者:
7日は、すごいイルカだったからね。エサ追っかけるからね。それで(イワシが)浮いちゃうでしょ。水温が冷たいでしょ。イワシもたない。多分、それで死んだ。
上越市立水族館によると、魚の群れがイルカに海岸まで追い込まれたり、冬の水温低下で死んだりして打ち上げられる例もあるという。
(「イット!」2月8日放送)