アメリカのバイデン大統領は、政権の内政・外交の方針を示す一般教書演説に臨み、緊張が高まる中国を強くけん制する見通し。
バイデン大統領は、偵察気球の対応を巡る弱腰外交の批判を払拭し、2期目への足がかりにしたい考え。

バイデン大統領:
我々はあらゆる危機を乗り越え、その時よりも強くなっている唯一の国だ。そして今、我々は再びそれを実践している。

就任から2年を迎えたバイデン氏は冒頭、経済や雇用政策の実績を強調するとともに、ウクライナ政策や対中政策での団結を国民に呼びかけた。

外交面では中国について、「主権を脅かせば我々は国を守るために行動する」と訴える見通しで、偵察気球の撃墜が遅れたとの批判をかわし、強気の姿勢を強調する。

バイデン氏は今後、世論の反応を見極めながら、次の大統領選出馬の時期を慎重に見極めることになる。

(「Live News days」2月8日放送)