冬の風物詩「中華まん」。肉まんやあんまんなど定番の商品も美味しいが、いま、北海道産食材を詰め込んだ”ご当地中華まん”が続々と登場している。

こちら、一見普通の中華まん…ですが!割ってみると…。

千須和侑里子キャスター:
すごい!中にキラキラと輝くイクラが入ってますよ

なんとサケと大粒のイクラがゴロゴロ入った、"海鮮中華まん"だ。

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千須和侑里子キャスター:
味噌で味付けされていてコクがありますし、『ちゃんちゃん焼き』の様な味のイメージですね

こちらの珍しい「海鮮まん」は、北海道東部の港町・標津町の水産加工会社、マルサフーズで作られた。

マルサフーズ・戸田卓也さん:
北海道の魚介類をふんだんに使って手軽に食べてもらえるように開発しました

味は全部で4種類。いくら・鮭味噌をはじめ、明太子クリームやホタテクリームやなど大人から子供まで幅広い世代の味覚に合わせた海鮮まんを作ったという。

マルサフーズ・戸田卓也さん:
全国的に標津町って知名度がないのでこれを機にいろんな人に知ってもらったり食べてもらえればいいと思ってます

地元の特産品を使い、町を盛り上げる”ご当地中華まん”。最近、いろんな所で増えている

千須和侑里子キャスター:
トロットロだあ!このチーズすごい!

町の特産品を詰め込み、地元を盛り上げる”ご当地中華まん”!続いて紹介するのは…酪農王国・十勝の音更町のご当地中華まん!

農協が主催するご当地スーパー「ハピオ」で開発された、こちらの商品!4年間で50万個売り上げるメガヒット商品だ!

千須和侑里子キャスター:
トロットロだ!ちょっとこのチーズすごい!こぼれんばかりのチーズがたっぷり入ってる

北海道産小麦で作った生地と道産チーズ100%の「ハピまんチーズ」!具材はチーズのみ。その独自性が受け、全国各地から注文が殺到している”ご当地中華まん”だ。

ハピオ・鳥海正行さん:
昨今生乳の廃棄ですとか、絞る量を減らすとかそういった中で大変酪農家・生産者の方々は苦労しているのでなんとか消費拡大に貢献したいと思っています

以前はチーズの一部に輸入品を使用していたが、2022年9月から、すべてを北海道産のものへ変更。

道産チーズを使う事で地元・十勝をより応援していきたいという気持ちから食材すべてを道産に切り替えたそうです。

そして札幌では…人気・中華料理店「布袋」が北海道内の農家、飲食店などとコラボした”ご当地中華まん”プロジェクトを立ち上げた!

中国料理布袋・佐藤勲会長:
ご当地中華まんを販売します

千須和侑里子キャスター:
これが新作ですね?具材がゴロゴロ入ってる!人参とじゃがいもとひき肉。美味しい!これ"肉じゃが"ですね?

布袋の新作”ご当地中華まん”は…なんと「肉じゃがまん」!

じゃがいもは、北海道南部の今金町の男爵イモ、お肉は隣町・せたな町の豚ひき肉を使用。

この食材を、布袋自慢の本場・中国の天然酵母「老麺」を使った生地で1つずつ包み、こだわりの中華まんに仕上げた。

この”ご当地中華まんプロジェクト”はコロナ禍により北海道内の飲食店や生産者が大打撃を受けたことをきっかけに始めたという。

中国料理布袋・佐藤勲会長:
コロナ禍で生産者や飲食店も色々苦労をしていると思うので、今後もそういう方々と一緒に協力体制で色んな物を作っていきたいと思っています

生産者の想いが詰まった”北海道産ご当地中華まん”の輪。これからもどんどん増えていきそうだ。