南極観測船「しらせ」は、昭和基地から50~60kmの南極海を航行中。凍った白い海を進む「しらせ」から、フジテレビの大塚隆広記者がリポートする。
辺り一面真っ白! まるで昼間の“白夜”にペンギンも

辺り一面、水平線まで、凍った白い海が広がる南極海を進む「しらせ」。島のような巨大な氷山もあちらこちらに見えます。
午前3時半にもかかわらず、「白夜」で一日中太陽が沈まないため、昼間のような明るさとなっています。

ペンギンも見られるこの海域。「しらせ」の音を聞いて驚いて逃げるペンギンや、「しらせ」に興味を持って近づいてくるペンギンもいるのだとか。
めざまし8内での大塚記者の中継リポート中にも、遠くにペンギンの姿が確認できました。

1時間で13mしか進めない…行く手を阻む分厚い氷
昭和基地まではあと60kmほど。しかし、予定より到着が遅れる可能性が懸念されています。

原因は分厚い氷。「しらせ」は、バックして勢いをつけて氷に体当たりをするという“ラミング航法”で繰り返しながら進んでいますが、1時間で13mしか進まないこともあるというスピード。
ゆっくり氷を砕きながら進んでいる「しらせ」。基地への到着までもう少しかかりそうです。
(めざまし8「エイトちゃんがゆく!南極観測隊」12月19日放送)