大阪の海遊館で世界で初めての快挙が成し遂げられた。その快挙とは、「イトマキエイ」に“赤ちゃん”が 宿ったのだ。
■世界初の快挙！「イトマキエイ」が飼育下で妊娠
記者リポート：
こちらが妊娠が確認されたイトマキエイのメスです。エサをよく食べ、自由に泳ぎ回っていて、健康状態に問題はないということです
今年8月の超音波検査で飼育されている、"つがい"のメスの胎内に赤ちゃんが見つかった。
亜熱帯などの海に生息する「イトマキエイ」は、頭の両端に糸巻きのようなひれを持つのが特徴的なエイだが、世界的にも飼育例は少ない。
詳しい生態はわかっておらず、「イトマキエイ」が飼育下で妊娠するのは、世界で初めてだという。
■飼育員も訪れたお客さんも喜びの声をあげる
海遊館の担当飼育員：
海遊館に入ってきたときはまだ体が小さかったんですけれど、成長して妊娠までしたというのはとてもうれしかったです
訪れた人：
すごいことですよね。子供が海の生き物がすごい好きなので、（妊娠した）そのタイミングで連れてこられて良かったです
訪れた人：
海遊館すごい！
■万全の環境で、来年2月ごろ出産予定
取材した13日にも、つがいで仲良く泳いでいたが、15日からは安全を確保するために仕切りを設け、出産に向けて万全の環境を整える。
赤ちゃんは現在50センチほどまで成長していて、出産は来年2月ごろを予定しているということだ。
（関西テレビ「報道ランナー」12月13日放送）
