11月13日(日)に福島県福島市で行われる、第37回東日本女子駅伝。女子長距離選手の育成の目的もあり、中学生区間があるのが特徴。今大会、地元・福島県チームの中学生ランナーは逸材揃いだ。
監督を悩ませる強者たち
福島県チーム・渡部裕也監督:
本当に嬉しい悲鳴っていうやつで。誰を選んでも多分しっかり走ってくれると思うので、当日・前日までの動きを見て、最終的には判断していこうかなって思います

2022年から福島県チームを率いる渡部裕也監督を、レース直前まで悩ませる存在。それが4人の中学生ランナー。全員が2022年の全国大会に出場した強者たち。他の17チームと比べても、トップレベルのランナーが集結した。

大会経験者が躍動誓う
2021年のレースでは、区間2位の走りを見せた湯田和未選手。 強みは「苦しくなった時の粘りの走り」。 全国大会など、この一年で培った経験も武器にすべての力を出し切る。

湯田和未選手:
辛い時に、前の人を追ったり前の人を抜かす。最初から積極的に走ることが自分の強みだと思います

こちらも2021年の東日本女子駅伝の経験者、木戸望乃実選手。目指すは区間賞。支えてくれた人を笑顔にする走りを見せたいと、躍動を誓う。

木戸望乃実選手:
去年は区間3位で区間賞取ることができなかったので、今年は区間賞とって、タイムもいいタイムで走れるようにしたいです

急成長の後輩も出場狙う
先輩の背中を追いかけ、初出場を目指すのは中学2年生の2人。
1500mでは、2021年に中学1年生の県記録を塗り替え、2022年は全国大会で7位に入賞した丹野星愛選手。体幹を鍛え、スピードに磨きをかけている。

丹野星愛選手:
福島県チームの代表として、福島県に貢献できるように先輩方にいい流れでタスキを繋ぎたいです

そして、自己ベストの更新を続け急成長しているのが岩橋菜乃選手。 憧れの東日本女子駅伝で、積極的な走りでタスキをつなぎたいと考えている。

岩橋菜乃選手:
去年とかもテレビで見てて、来年はあそこで走りたいなって憧れていた大会だったので。このチームに選ばれてすごい嬉しいです

世界で活躍する、多くのトップアスリートが羽ばたいていったこの大会。東日本18都道県の女性ランナーが、未来のヒロインを目指しタスキをつなぐ。
中学生区間は4区と8区。地元・福島の誇りを胸に、チームを躍進させる。
(福島テレビ)