宮内庁は毎年1月2日に皇居で行われる「新年一般参賀」について、事前に申し込んだ人の中から抽選で人数を絞り、3年ぶりに実施すると発表しました。
事前応募制での開催は初めてです。
「新年一般参賀」は1月2日に天皇皇后両陛下が皇族方と共に宮殿のベランダに立たれる行事です。

宮内庁によりますと、来年は密集を避けるため、1回あたりの入場者数を事前に申し込んだ人の中から抽選で当選した1500人程度に絞り、入れ替え制で合計6回開催するということです。
「新年一般参賀」の開催は3年ぶりで、応募形式での実施は初めてです。
去年成年皇族となった両陛下の長女・愛子さまを含め、参加される皇族方については調整中で、感染状況によっては中止の可能性もあるということです。

令和となって初めての参賀には、およそ6万9千人が訪れましたが、コロナ禍以降中止が続いていました。
宮内庁は専門家の意見も聞きながら、実施に向けて検討を進め、感染対策の観点から歓声は「お控えいただきたい」としています。
また、韓国・ソウルでの事故を受け、「警察当局と連携して対応していく」と説明しています。
2日午前9時から宮内庁のホームページで申し込みが出来るほか、郵便往復はがきでも受け付けていて、いずれも18日が締め切りで抽選結果は12月中旬にわかる見通しです。
(ネットの申し込みは2日午前9時から18日午後11時59分まで、はがきは18日の消印有効)
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