新潟市の中学生が4月から取り組んできた株式会社の企画・運営。9月30日、その集大成となるイベントが開かれ、会場は多くの人たちでにぎわった。"株主総会”を開催し"株券”も販売。資金を元手に商品開発から株主に配当金として還元するまで、一連の流れを中学生が体験した。
仮想の株式会社を企画・運営 中学生が様々な商品開発!
新潟市南区の白根北中学校で開かれたのは、3年生112人が自分たちで作った商品などを販売する「しろきた市場」。この市場が開かれる3カ月前…

社長役 藤川康太郎さん:
各課ユニークな商品を、話し合いを通して工夫を凝らして作ってきました。期待していてください
学校で開かれていたのは、地域の人や保護者を株主に見立てた「株主総会」。

学校では株式会社の仕組みなどを学んでもらおうと、生徒たちが社員となる仮想の株式会社「北の塔」を企画・運営。株主総会で商品をプレゼンし、株券を販売していた。

その資金を元手に迎えた、しろきた市場当日。朝から収穫作業に追われていたのは、枝豆やサツマイモを育ててきた栽培課だ。その出来は上々のようで…

栽培課の生徒:
最初は小さかったけど、今はもうお店とかで売っているくらいの出来。よく出来ていると思う

一方、こちらは白根絞りやエコバッグなどを手がけてきた商品開発Ⅰ課。
商品開発Ⅰ課の生徒:
みんなで協力して作ったので、一個でも多く売れるとうれしい

“市場”は大盛況! 開場10分ほどで完売した商品も
準備を終え、開場時間となった午後2時。地域の人や保護者が商品を求めて行列がつくるなど、市場がにぎわう。

株主となった保護者:
子どもたちが作るお菓子とかが気になっていたので買った
株主となった保護者:
社会の仕組みなど、こういう活動を通じて勉強していってもらえたら
株主となった保護者:
枝豆作りをずっと夕方遅くまでやっていたと聞いていたので良かった
中には開場から10分ほどで完売してしまった商品も。

商品開発Ⅱ課の生徒:
1箱3つ入りのアップルパイを22セット用意したけど、意外とすぐに売り切れた。すごく準備が大変だったので、買ってくれることがすごくうれしい

この日は全ての商品が完売!生徒たちは今後、商品の販売で出た利益を株主に配当金として還元する。
(NST新潟総合テレビ)