世界最高齢のオオサンショウウオが、広島市の動物園で産卵記録を更新した。特別天然記念物に指定されているオオサンショウウオの美しい卵が公開されている。
10月上旬には孵化する予定
高橋徹記者:
オオサンショウウオの卵がこちらです。数珠つなぎになっていて、まるで真珠のネックレスのようです。美しいですね
広島市の安佐動物公園で飼育している3匹のオオサンショウウオが、8月30日と9月1日に約1500個の卵を産んだ。
41歳のメスの「イガグリ」は、年齢が確認できる個体として世界最高齢での産卵記録を更新した。
広島市安佐動物公園 田口勇輝飼育技師:
1800年代にオオサンショウウオが50年間、飼育下で生きたという記録はあるが、記録更新まであと10年に迫っているので、順調にがんばって生きてくれているのはすごい
動物園によると、産卵後にオス同士が争ったため卵が傷ついてしまい、約2割しか孵化できないということだ。
しかし、2020年にイガグリが産んだ子供たちは順調に成長している。
卵の一部は園内で展示されていて、10月上旬には孵化する予定とのことだ。
(テレビ新広島)