福山市は20日、保健福祉施設「福山すこやかセンター」のプールから基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたと発表しました。プールは19日から利用を停止していて、これまでに体調不良を訴える人はいないということです。
市保健福祉局によりますと、福山市三吉町の保健福祉施設「福山すこやかセンター」のプールで、今月8日におこなった水質検査で、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されました。
プールは高齢者や障がい者を中心にリハビリなどに使われていて、検査結果が届いた19日夕方から利用を停止しています。
レジオネラ属菌は自然界に存在しますが、細かな水滴を肺に吸い込むことで肺炎などを引き起こす恐れがあるということです。
検査をした8日から結果が出た19日までに543人がプールを利用しましたが、現時点で体調不良を訴えている人はいないということです。
市は「プールを利用した人で体調の異変を感じたら医療機関を受診してほしい」と呼びかけています。
市は消毒をおこない、再度の水質検査で安全が確認されたうえで、利用を再開することにしています。