東京都は、午後4時半から、新型コロナウイルス対策を話し合う専門家会議を開いた。その中で、新規感染者数の7日平均が、前回(8月17日時点)の2万1920人から、今回(きのう時点)の2万253人に減少したとのデータが示された。

これで感染者数の7日間平均が減少するのは、3週間連続となった。しかし、会議では、「お盆休みの影響を受けた報告者数で、注意が必要」とした上で、「第6波のピーク時を超える非常に高い水準が続いている」との見解が示された。

一方、”夜の人出”については、3週連続で減少したとの分析結果も出された。前回の「まん延防防止等重点措置」が解除される前(今年3月21日)の水準まで減少したとのこと。これは、おととし8月ごろの”夜の人出”の水準を下回ることになるという。会議では、「お盆休みの期間に、多くの人が、感染リスクの高い行動を避けた結果」との見解が示された。

一方、より感染力が強いとされるオミクロン株「BA.2.75」=ケンタウロスについて、東京都が実施したゲノム検査の結果、あらたに9例確認されたことが分かった。これでケンタウロスの感染例は、合わせて25例にのぼったという。東京都が感染状況を注視している。

社会部
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