突如消えた、200匹ものメダカ。

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このメダカの大量失踪は、2022年5月、東京・三鷹市で起きた。

メダカがいなくなった下田幸司さん:
一瞬、盗まれたのかもしれないというのはあったんですけど、やっぱり、横に網とかもあったのに、使われた形跡がなかったのと、人為的な感じじゃないような。

“メダカブーム”でメダカの窃盗が相次ぐ中、人の仕業とは思えない違和感があったという。

4年前にも600匹が“失踪” 防犯カメラを設置すると…

さらにこの家では、4年前にも600匹のメダカが突然、いなくなっていた。

メダカがいなくなった下田さん:
一夜にして、全部いなくなっちゃったんで、おかしいなと思ったんですけれども。ようやく大人になって、また卵を産み始めてたんで、その矢先でしたので、やっぱり、がく然としました。

なぜ、メダカは消えたのか。正体を突き止めるため、防犯カメラを設置。

2022年6月下旬、その犯行現場がとらえられた。

「怒りよりも驚き」映っていたのはアライグマ

映っていたのは、目の周りが黒く、しま模様の尻尾を持った動物...アライグマ。

水槽にのぼると、隣の水槽の中をのぞき込み、中を確認しているような様子を見せる。

メダカの飼い主は、まさかの事態に驚きを隠せない。

メダカがいなくなった下田さん:
怒りと言うよりも驚き。まさか、こんな東京にアライグマがいるのかという。向こうも、だから必死ですよね。日々のご飯探して回ってるんじゃないかと思いますけど。

この時は、アライグマがのぞき込んでいた水槽にはメダカは入っておらず、被害はなかった。

5月に200匹がいなくなった時は、水深が浅く、アライグマが体ごと水槽に入り、メダカを食べてしまったとみられる。

今後は、水深を深くするとともに、水槽にふたをして、アライグマ対策をしていく考えだという。

(「イット!」8月18日放送)