8月4日、綿半ホームエイドが手掛けるスーパーが長野県上田市にオープンした。激戦区に出店した新参スーパーの戦略、そしてオープンの舞台裏を取材した。
食品コーナーはガラス張り 安心とライブ感
新鮮な魚にバラエティーに富んだ総菜。多くの人でにぎわう「綿半スーパーセンター上田店」の開店に密着した。

近隣住民に限定した3日のプレオープン。
田村祐郁シニアストアーマネージャー:
一段落ついたらレジ応援、レジが暇だったらカゴ渡しを
スタッフの動きなどを最終確認するのは、現場をまとめる田村マネージャーだ。

田村祐郁シニアストアーマネージャー:
お客の動線がまだまだ確立されていないので、見極めてどういう商品を展開してアピールしていくか
ホームセンターのイメージが強い「綿半」だが、近年はスーパーマーケットの部門に力を入れている。上田市街地は既に大型商業施設やスーパーがあり、いわば激戦区。新規出店にはそれなりの戦略があってのことだ。
田村祐郁シニアストアーマネージャー:
上田の地に出したかったというのはありますし、激戦区の中で勝ち残る自信がある
スーパーの”顔”は食品コーナー。ほとんどがガラス張りでパック詰めの様子も丸見え。「あえて見せる」売り場となっている。

田村祐郁シニアストアーマネージャー:
どのように取り扱っているのかが見えるので、安心して買い物ができるのでは。ライブ感を楽しんでもらうというのもある
グランドオープンに向け進む準備
店に1台のトラックが入ってきた。積み荷は朝に水揚げされた魚。「品物の新鮮さ」が売りの一つだ。

この日は静岡県のから沼津港から入荷。一部はすぐに店頭に並べられ、いけすにも。
田村祐郁シニアストアーマネージャー:
明日の準備は順調?
鮮魚担当:
いっぱいいっぱいです(笑)。魚は大量。4tトラックにマックスで
田村祐郁シニアストアーマネージャー:
冷蔵庫入った?
鮮魚担当:
入りきらない、お買い得商品がありすぎて

もう一つの売りは、店頭の商品を調理して販売する「グローサラント」だ。厨房では翌日のグランドオープンに向けた仕込みが行われていた。

グローサラント担当シェフ:
国産牛のモモ肉を使ったローストビーフが対面販売で出まして、(翌日作る量は)7倍。とにかく明日は失敗のないように、お客さんが来た時にはそろっているように、目指してやりたい
現場を回った田村マネージャーは…。
田村祐郁シニアストアーマネージャー:
手応えを感じている。ドキドキしてますけど、なんとしてでも明日はお客さんを喜ばせたいなという意気込みで、熱く燃え上がっている
初日は大盛況「期待の大きさ感じる」
そして迎えた4日。店の前には客が長い列を作っていた。
田村祐郁シニアストアーマネージャー:
今後の上田店を左右する初日。元気良く、親切丁寧に接していただければ
午前9時、グランドオープン。

新鮮な金目鯛が並ぶ鮮魚コーナーは、オープン直後からにぎわった。購入した魚をさばくサービスも。
地元からの客:
すごくありがたい。売り場がお祭りみたいだなと。楽しい

地元からの客:
上田の店は、こういうふうになっていなかったから、新鮮さがあっていいのでは
グローサラントのコーナーも多くの客が訪れ、忙しさが続く。初日の盛況ぶりに田村マネージャーもほっとした様子だ。

田村祐郁シニアストアーマネージャー:
(にぎわいに)びっくりしていて期待の大きさを感じる。この地域に貢献していきたいなと
買い物の楽しさや新鮮さを武器に、激戦区に挑む新参のスーパー。綿半スーパーセンター上田店は、毎日午前7時から営業を始める。
(長野放送)