東京都内の住宅街で「窓にトカゲが張り付いている」と通報が寄せられた。網戸に張り付いていたのは、体調1メートルを超えるトカゲだった。

飼い主「警察署で預かってほしい」

アパートの網戸に張り付いた黒い生き物。体長1メートルを超えるトカゲだ。舌を出し、空いた窓から部屋の中をのぞき込んでいる。

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舌を出し、部屋の中をのぞき込むトカゲ
舌を出し、部屋の中をのぞき込むトカゲ

現場は東京都北区の住宅街。8月17日午前7時半すぎ、目撃者から110番通報が寄せられた。

通報:
アパートの窓にトカゲのようなものが張り付いている。

警視庁によると、体長1メートル以上のトカゲは、網戸があるこの部屋の住人がペットとして飼っていたもの。飼い主の留守中に脱走したとみられる。

警察官が電話で飼い主に連絡したところ、こう頼まれたという。

飼い主:
逃げ出したら困る。すぐに戻れないので警察署で預かってほしい。

警察官は、トカゲが張り付いていた窓にはしごをかけ、通報から約2時間半後の午前9時半すぎ、無事捕獲した。

ガラスでも網戸でも、開ける力はある

逃げ出したトカゲは、どのような種類なのだろうか。

体感型動物園iZoo 白輪剛史園長:
東南アジア原産の「ミズオオトカゲ」という種類ですね。ペットとしても法律で規制されているものではないので、好んで飼われる種類の一つです

ミズオオトカゲは臆病な性格で、屋外で人が近づけばすぐに逃げてしまうという。では、どのようにして部屋から逃げ出したのだろうか。

体感型動物園iZoo 白輪剛史園長:
施錠をしていなければ、ガラスでも網戸でも開ける力はあります。爪がかかれば窓を開けることは可能です。

現在、トカゲは警察署で保護されていて、飼い主は「迷惑をかけて申し訳ありません。帰ったらすぐに引き取りに行きます」と話している。

(「イット!」8月17日放送より)