私がお伝えしたいのは「今後も使われる母子手帳の名称」です。

妊娠・出産、育児期の健康状態などを記録する「母子健康手帳」について来年度のリニューアル後も名称の存続が決まりました。

厚労省の検討会では親子手帳・ファミリー手帳などの案も出ましたが、母子手帳は国民に浸透しているとしています。

ポイントはこちら「名称は残るけど変わる『母子手帳』」注目です。

【注目ポイント・記者解説】

1966年から使われてきた「母子健康手帳」いわゆる「母子手帳」の名称ですが、来年度のリニューアルに向け厚生労働省の検討会では名称についても議論が行われ、父親の育児参加や家族形態の多様化を踏まえて変更すべきだとの意見も出ていました。

しかし、「母子手帳」は国民に浸透していることや既に一部の自治体で「親子手帳」など別の名称が併記されていることを踏まえ、名称を残した上で自治体の判断で自由に違う名称を併記できるようにすることになりました。

また、検討会では手帳のデジタル化に向けた議論も行われ「子育て情報のページ数が多くスリム化すべき」との意見も出たことから電子化していく方向です。

一方、検診結果を記録する部分のデジタル化に向けては、情報の保護やシステムの構築などの課題もあることから厚労省は議論を深め、今年度中に方向性を決めるということです。

(フジテレビ社会部 三上紗永)

三上 紗永
三上 紗永

フジテレビ報道局社会部記者 厚生労働省担当