7月14日、国内で確認された新型コロナウイルスの累計の感染者数が、1000万人を超えた。この日、新潟県内でも約3カ月ぶりに一日の新規感染者が700人を超え、専門家は「第7波に入っている」と指摘している。

「第6波を超えるおそれ」 第7波で再び感染者が増加

新潟大学 医学部・高橋昌 特任教授:
終わらない。無限ループで終わらない

新潟大学医学部 高橋昌 特任教授
新潟大学医学部 高橋昌 特任教授
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こう肩を落とすのは、新潟大学医学部の高橋昌 特任教授だ。

新潟大学 医学部・高橋昌 特任教授:
7月末から8月頭にかけて、1週間あたり1万人、場合によっては第6波を超えるような大波が7月末・8月頭には来るのではないか。新潟県内も尾身先生がおっしゃったように、第7波に入っていると考えていいと思う

すでに第7波に入ったとみられる新潟県内。

新潟県内の1週間の感染者数
新潟県内の1週間の感染者数

6月26日からの1週間の感染者は736人だったが、翌週は1632人と2倍以上に。週ごとに感染者数が倍になる状況は、今後1カ月程度続くと見られ、7月17日からの1週間では、一日の新規感染者数がこれまでの最多 907人を上回るおそれもあると言う。

感染力強い「BA.5」 医療機関への負荷懸念

その背景にあるのが、オミクロン株の一種、BA.5の出現だ。

BA.5の強い感染力
BA.5の強い感染力

新潟大学 医学部・高橋昌 特任教授:
BA.5の感染がすでに広がっている。海外のデータを見ると、従来のBA.1やBA.2に比べて、2割~3割くらい感染力が強いと言われている

新潟県が示した直近のデータでは、感染者の2割ほどがBA.5であることが分かっていて、徐々に置き換わりが進んでいる。

海外の報告によると、感染力はBA.2に比べ1.2倍~1.3倍。重症化率はそれほど変わらないと言う。しかし…

新潟大学医学部 高橋昌 特任教授:
BA.2の時よりも全体の感染者の総数が増えれば、重症化率が変わらないとはいえ、母数が増える分、医療機関への負荷が増えていく

夏休み・お盆・夏祭り…第7波を乗り越えるため 改めて感染対策徹底を

このため高橋特任教授は、重症化予防に効果的なワクチン接種が重要になると指摘する。

また、新潟県内では、夏祭りでマスクをせずに大声を出したり、お酒を飲んだりしたことで感染が増えた例もあるため、夏場の感染対策に注意を呼びかけている。

新潟大学 医学部・高橋昌 特任教授:
屋外での運動や、広いスペースで人と接しない場合に、マスクを外すのは合理性がある。
一方で拡大解釈して、マスクを外してワイワイ集まる飲み会を繰り返すのは注意してほしい。これから夏休み・お盆・お祭りと、人が集まる機会がある。大事なことは、それをするなということではない。一人一人がワクチンを接種し、体を守って生活を維持していくか、皆さんの知恵が試されている。ぜひ第7波を安全に乗り越えたい

(NST新潟総合テレビ)