新潟県民のソウルフードともいえる「ポッポ焼き」。
このポッポ焼きを進化させたお菓子が、ネットで話題となっている。自動販売機でも販売が始まった新定番のお菓子を取材した。
進化系お菓子誕生 日本料理店が開発した「ももポッポ」
新潟県のお祭りの定番、ポッポ焼き。

この進化系のお菓子が販売されているのが…
長谷川珠子アナウンサー:
新潟市中央区の日本料理店に、新たな自動販売機が設置されました。牛すじやボロネーゼなどの料理もありますが、隣には「ももポッポ」とあります


新潟市中央区の日本料理店に設置された自動販売機で6月20日に販売が始まった、その名も「ももポッポ」。

新潟風物詩 ももふく 湯川暁さん:
これはお店の名前にちなんだ、ももふくのポッポ焼き

桃の形をしたポッポ焼きということだが…

(Q.モモの味は?)
新潟風物詩 ももふく 湯川暁さん:
残念ながら、モモの味はしない

頂いてみると…
長谷川珠子アナウンサー:
(少しオーブンで焼いているので)表面は、かりっとしているんですが、中は本当にしっとりとした食感。黒糖の香りはとても芳醇で、ほんのりとお酒の香りが鼻から抜ける感じがしました

新潟風物詩 ももふく 湯川暁さん:
“新潟福福糀プレーン味”を隠し味で使っている
ももポッポには自家製の甘酒を使用し、甘酒の発酵の力でふっくらした食感を作り出していると言う。

新潟風物詩 ももふく 湯川暁さん:
新しい付加価値を付けることで、お祭りでの食べ歩きという感じではなく、“人に贈っても喜ばれる、ももポッポ”ということで作っている

「予想以上」売れ行き好調でウイルス禍の救世主に?
定番のポッポ焼きを「贈答用に」と開発され、店では2022年1月から販売。当時、新型コロナウイルスにより売り上げが落ち込む中、ももポッポの販売により…

新潟風物詩 ももふく 湯川暁さん:
細く長く少しずつ売れれば良いなと思っていたけど、予想以上に売れている

まさに店の救世主となったももポッポは、県外からの注文も多いと言う。

新潟県民に愛されるソウルフード。形を変えても、ももポッポには「ふるさとを感じてほしい」という思いが込められている。

新潟風物詩 ももふく 湯川暁さん:
お祭り以外のところで、ほっこり昔を思い出していただける、幸せな時が戻ってくるようなお菓子にしたいと思っている
(NST新潟総合テレビ)