私がお伝えしたいのは「イギリスでビザ取得の新制度」です。

イギリス政府は先月、世界トップ50位以内の大学を5年以内に卒業した人に限り、2年または3年の就労ビザを与える制度を開始しました。

さらに一定の条件を満たせば長期雇用のビザに切り替えることも可能になります。条件となる大学に日本からは東京大学と京都大学が選ばれました。

ポイントはこちら「日本の若い優秀な人材がイギリスへ!?」注目です!

【注目ポイント・記者解説】

イギリスの新しいビザ発給制度。その名も「High Potential Individual visa」(将来性の高い個人に対するビザ取得制度)が5月30日に導入されました。

この制度の主な応募条件は以下の通りです。

・イギリスの大学を除き世界トップ50位以内の大学を5年以内に卒業

・ネイティブスピーカーと問題なく意思疎通が出来る英語力

・出生地は問わない

・イギリス国内からの企業からのオファーは必要なし

審査を通過した場合、博士課程修了以上は3年、学部卒、修士課程修了は2年の就労ビザが与えられ、対象者は家族を帯同させることも出来ます。イギリス政府は「私たちの成長計画の一環として高い潜在能力のある人材に対して、できる限り簡単にイギリスに移動できるようにするため、本制度を導入する」と説明しています。

さらに閣僚たちは新制度に対して、「イギリスが世界中から極めて優秀な人材を引き寄せることが出来るようになる。私たちは未来のビジネスがイギリスから生まれることを望んでいる。」(リシ・スナック財務相)「どこの国から来たかではなく、能力と才能を最優先する移民システムを立ち上げたことを誇りに思う。政府は高いスキルと才能をイギリス国民のために提供する」(プリティ・パテル内相)と述べています。

(フジテレビ国際取材部・一文字哲也)

一文字哲也
一文字哲也

FNNロンドン支局 カメラマン