5カ月半後の11月23日にはいよいよワールドカップが開幕する。今回、グループステージで日本は優勝経験を持つ強豪ドイツ、スペインと対戦。決勝トーナメントに進むためには少なくともどちらか1か国から勝ち点を取る必要がある。日本史上初のベスト8進出へは何がポイントとなってくるのか?日本代表の森保一監督(53)を直撃した。

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ワールドカップ8強へのカギは予測力

Q:ワールドカップまでに進化させたいポイント

「『予測力』ですね。サッカーは攻守が素早く入れ替わりますので相手より一歩早くコンマ何秒でも早く動けるか」

指揮官が明かしてくれたのは今、日本に最も必要な「予測力」だった。サッカーは90分間の中でめまぐるしく攻守が入れ替わるスポーツだ。攻撃から守備へ、そして守備から攻撃へ。その切り替えの速さが勝敗をわけるといっても過言ではない。そのうえで求められるのが「予測力」だという。

「サッカーは運動会で『よーいドン!』でフライングなしで走るわけではないので。フライングありなので相手の先をいく『予測力』が大切ですね」

悲劇が生んだ「予測力」の重要性

ワールドカップで飛躍するためのカギ「予測力」。その大切さを思い知らされた悲劇が4年前にあった。過去2度のワールドカップに出場し、南アフリカ大会でベスト16入りに貢献した元日本代表の大久保嘉人さん(39)は言う。

「Jリーグでプレーしているときに日本の選手は予測力が疎い、あまりないと思っていました。南米の選手はボールがどっちに転がるかどっちにいくのかの予測が早い。日本の選手はボールが出てから動き出す」

2018年W杯ロシア大会・ベルギー戦

「予測力」は日本の課題。それを思い知らされたのが4年前のワールドカップ。ベスト8をかけたベルギー戦で2対2の同点のまま迎えた試合終了間際、日本のコーナーキックがキーパーにキャッチされると、チャンスから一転、カウンターを受け痛恨の失点。このプレーにも予測力が大きく関わっていた。大久保さんは言う。

「ベルギーの選手は予測が早かった。あれだけ何人もの選手が後ろから飛び出してこられるのはGKがとった後のことを予測しているので早かったと思うんですよ。とった時にはどこに動き出したらいいかとか、日本の選手たちはボールをとられることを予測していなかったので動き出しが2歩くらい遅れていた」

ボールを奪われた後、わずかな動き出しの遅れで試合を落とすこととなった日本。4年前の教訓をカタールで生かすために…

「予測力」光ったパラグアイ戦

実は2日のパラグアイ戦で、「予測力」が光ったシーンがあった。日本は4年前のベルギー戦と同じ前線に人数をかけた状況でボールを奪われた。

それでも、相手のカウンターを予測し、畳みかけるようにプレスをかけ、相手のチャンスの芽を摘んだ日本。その後の連動した守備で主導権を握り続け、世界と戦うために必要な「予測力」を見せつけた選手を森保監督は称える。

「選手たちが良い準備をしてくれて良い戦いをしてくれました。もっともっとパワーアップして皆さんに喜んでもらえる結果を出せるように頑張っていきたい」

ワールドカップまで残された代表活動は、この6月と9月の2回のみ。わずかな期間でいかにチームに「予測力」を植え付けていくか。日本史上最高のベスト8進出へ森保ジャパンの戦いは既に始まっている。

FIFAワールドカップカタール2022
12月2日(金)日本×スペイン
フジテレビ系列にて放送

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6月12日(日)23時15分から
フジテレビ系列で放送

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