その迫力で、子どもから大人まで幅広い層に人気の「ヘラクレスオオカブト」。世界最大級の個体を育てたことで知られている宮崎県延岡市のブリーダーが、これまでの記録を更新し、注目を集めている。
その魅力に惹かれ…2006年から飼育 世界中の愛好家を抜く記録
世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」。

延岡市北浦町の河野博史(かわの・ひろふみ)さんもその魅力に惹きつけられた1人で、2006年からヘラクレスオオカブトを育てている。

2015年には171mmの個体を育て、著名な昆虫雑誌から「世界最大級」と認定された。

しかし、より大きな個体を作ろうと、世界中の愛好家が競争を繰り広げる世界だ。河野さんは二度にわたり、他の愛好家に記録を更新されてしまった。それでもさらなる記録更新を目指し、大きな個体の血統を掛け合わせたり、室温や餌の配合を調整するなど、試行錯誤を繰り返したという。そして…

ヘラクレスオオカブトブリーダー・河野博史さん:
これが、今回記録を更新した182.8mmのヘラクレスオオカブトです

平均よりも大きな150mmの個体と比較しても、一回り大きくなっている。4月には昆虫雑誌から再び世界最大級と認定された。

ヘラクレスオオカブトブリーダー・河野博史さん:
大きい個体が無事に羽化することがなかったから、本当にやったーって感じです
ヘラクレスオオカブトに魅せられ、記録への挑戦を続ける河野さん。次の目標は、世界で最初に185mmを超えることだという。
(テレビ宮崎)