山口・阿武町を揺るがしている給付金4,630万円を24歳の男性に誤送金した問題。17日明らかになったのは、給付金の使い道に関する情報だ。
4630万円「ネットカジノで使い切った」
この記事の画像(5枚)その使い道はネットカジノ。インターネット上で実際のお金をかけるものだ。町の関係者によると、「ネットカジノを利用して4,630万円全てを使い切った」と説明しているという。
これまでに、町は何度も男性に連絡を試みてきたが、24歳の男性は給付金の返還を拒否。これを受け、町は男性を相手取り訴えを起こしている。
24歳男性に町長「許せない」
こうした中で浮上したネットカジノで給付金を使い切ったという説明。17日取材に応じた山口・阿武町の花田憲彦町長はこう話した。
「それがもし事実であれば許せないという気持ちは一般論としてあります」
地元の人「考えれない」「返還は当たり前」
町のお金がネットカジノで使い切られた可能性について、地元の人々はどう思うのだろうか。
「考えられないです。自分の金じゃないから。人の金だから。自分の金だったら絶対そういうことしないはず」(地元の人)
「返還は当たり前じゃないですかね。後戻りというか、一気に返すことは難しいんですけど、時間かけても返すべきではないか」(地元の人)
町長「大切な公金を回収していきたい」
男性側の弁護士によると、男性は警察に携帯電話を提出し、任意による事情聴取には応じているとしている。
町長はこう訴える。
「私どもは本当の真実が知りたい。これが一番です。そしてその中で私たちはこの大切な公金を回収していきたい」
町長によると、現在も毎日男性宅に行ったり、電話をかけたりするものの、連絡は取れていないという。
(イット!5月17日放送分より)