週末6日のニューヨーク株式市場は、続落して取引を終えた。
朝方発表された4月のアメリカの雇用統計で、非農業部門の就業者数の前月比増加幅が市場予想を上回り、労働市場が力強いことを背景にFRB=連邦準備制度理事会が金融引き締めを急ぐとの観測が高まった。
一時520ドル超下落したが、前日に1060ドル超下げていたことから割安感が出た銘柄に買いも入り、取引終了にかけて下げ幅を縮めた。
結局、ダウ工業株30種平均は前日の終値より98ドル60セント安の3万2899ドル37セントで取引を終えた。
また、ハイテク株主体のナスダック総合指数も、173・03ポイント安の1万2144・66と続落した。