ゲームセンターのように見えるこの施設、実は…

この記事の画像(14枚)

RED゜TOKYO TOWER 長野弘毅 館長:
何気なく入ったテーマパークの中で、より深い世界に触れることができる。現実世界とデジタルのつながりも体験できる。東京タワーという場所からeスポーツという新しいエンターテイメントを発信していきたい。

eスポーツを国民的カルチャーに…世界最先端テーマパークの狙いとは。

世界最先端のデジタル技術を体験

東京タワーの真下にオープンした、日本最大規模のeスポーツテーマパーク「RED° TOKYO TOWER」。

世界最先端のデジタル技術を体験できる3つのフロアに分かれています。

360°映像と音が一体となったトンネルを抜けると…3階は“デジタル世界への入り口”。

簡単なVRゲームや、昔ながらのレトロゲームなど、“誰もが気軽に”楽しめる空間になっています。オリジナルグッズショップや、日本文化とされるカプセルトイも。

フロアを1つ上がると…。

今湊敬樹キャスター:
このように身体を使ってAR技術を体験できるアトラクションもあるということです。汗かいて気持ちいいです。

4階は“体験する”フロア。

身体全体で挑戦するeスポーツや、頭脳を使う謎解きアトラクションも。AR技術や小型ドローンを駆使した“最新エンタメ”を頭と体をフルに使って楽しめます。

そして、最上階には…ゲーム用パソコンがズラリ。

eスポーツの大会が行われるのはもちろん、プロドライバーも練習に使う本格仕様のレーシングシュミレーターの体験や人気のモータースポーツゲームができるなど、eスポーツの“よりコアな世界”に触れることができます。

XR技術でゲームのキャラクターに!?

さらに、周囲4面がLEDで埋め尽くされた日本初のハイブリッド型スタジオでは…

今湊敬樹キャスター:
XR技術を活用しますと、このようにゲームのキャラクターに自分がなったような感覚を味わえます。

現実と仮想空間を融合させたオンライン配信も可能。最大150席を設置して、イベントや音楽ライブなどを開催する予定です。

RED゜TOKYO TOWER長野弘毅 館長:
ここ東京タワーを拠点として、日本全国にいろいろなイベントやエンターテイメントを発信できる。誰かと誰かで対戦する、競技をする、観客がいる。そんなシーンをたくさん作ってeスポーツという意味合いをより広げていければと思っています。

内田嶺衣奈キャスター:
このニュースについて、デロイト トーマツ グループの松江英夫さんに伺います。

今湊キャスターが本当に心から楽しんでいたのを見ると、私たちもちょっとやってみたくなりますね。

デロイト トーマツ グループCSO松江英夫氏:
そうですよね。本当にこういうリアルな体験を通じてeスポーツに触れる。これによって裾野が広がっていく試金石になるんじゃないかと。

eスポーツ国内の市場は、2020年では67億ということで、これは世界全体との比較で言うと10分の1。まだまだ規模が小さいんです。

背景には、eスポーツは対戦型のゲームを中心に発展してきたこともあって、まだまだセグメントが狭いという大きな要因があります。

内田嶺衣奈キャスター:
今後より広く普及していくためには、どんなことが必要になってくるんでしょうか。

松江英夫氏:
世界のようにゲームを中心に広げていく、こういった考え方もあるんですが、この発想だけだと日本ではなかなか大きく広がらない。日本らしい広がり方、ここを考える必要があると思うんですね。

特に日本においては、ゲーム起点だけではなくて、スポーツを起点にしながら、日本の社会の課題解決につなげる。こういった視点で発想を転換していくことが必要なのではないかと思います。

内田嶺衣奈キャスター:
スポーツを起点に、さらに社会の課題の解決に結びつけるというのは、具体的にはどういったことなんでしょうか。

松江英夫氏:
eスポーツには年代を超えるエイジレス、障害を超えるハンディキャップレス、さらには場所の制約を超えるボーダーレス、こういった力が本来備わっているんですね。

さらにスポーツには、健康増進が期待できて、チームでプレーすることにより絆を高めるといった魅力が備わっている。

この2つを掛け合わせることによって、新しい市場を作るといった考え方が、とても重要になってきます。

とりわけ、日本の社会では、これから高齢化がどんどん進みますと、健康寿命の伸長やバリアフリーといったテーマの重要性が高まっていきますから、ここをeスポーツの力を使いながら、いかに解決するかという需要がもっと高まっていくと思うんですね。

例えば、高齢者の方々と子供たちが対戦する場面を増やすことによって、認知症の予防や健康の増進につなげるとか、もしくは障害を持っていらっしゃる方々や、高齢者の方々が室内でVRを使って運動する。さらに、そこをオンラインでつなげてチームで競技に取り組む、こういった場面が広がっていくと健康の増進にも役立っていく。

これからの日本でのeスポーツを考えていく上では、ゲームを起点とするだけでなく、スポーツも起点にしながら日本の社会課題を解決していく。こういった要素も含めた日本らしい広がり方、ここに期待したいと思います。

内田嶺衣奈キャスター:
そうですね。これまでゲームに触れる機会が少なかった方でも楽しめそうですし、世代を超えて楽しい時間を共有することができるというのは本当に魅力的だなと感じました。

(「Live News α」4月22日放送より)

Live News α
Live News α
メディア
記事 791