道路標識も見えず…一面がオレンジ色に

中国北部で発生した“今年最強クラス”の黄砂が、週末、日本に飛来する可能性が出ている。

20日、中国の内陸部にある「内モンゴル自治区」で撮影された映像を見てみると…
激しい風の音とともに街がオレンジ色にかすみ、道路標識の文字を読むのも難しいほど、視界が悪くなっているのがわかる。

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黄砂は約800km離れた北京でも観測され、22日朝の現地ニュースでも「今年最強の黄砂」を報じている。

中国での報道:
19日から始まった今年4回目の黄砂は、中国北西部などの広い範囲に影響を与えています。

気象庁が公開している黄砂監視画像では、黄砂とみられる茶色の帯が日本海に伸びており、週末には中部や関西などで観測される可能性があると予測されている。

黄砂×花粉で症状悪化の可能性も…

2021年3月、全国的に黄砂が観測された時には、黄砂で車が汚れたり、洗濯物が干せなくなるといった影響が。花粉シーズンの続く日本では、花粉と黄砂の“ダブルパンチ”で症状が悪化する可能性も指摘されている。

女性A:
(花粉が)ちょっと収まってきたのにっていう感じですね、最近は。マスクはいつもしているけど、それだけでいいのかちょっと不安ですね。

女性B:
外に極力出ないようにして、洗濯物も外に干さないようにして、コロナ禍で換気も必要って言われてる中で、その心配も出てきちゃいますね。

今年最強の黄砂は23日昼にも日本に到達するとみられている。

(「イット!」4月22日放送分より)