新潟市のレスリング道場で、監督を務める父親のもと、練習に励む姉妹がいる。数々の大会で輝かしい成績を収め、未来のトップアスリートを目指す2人を取材した。
父も、母も、双子の兄も!レスリング一家に生まれた姉妹 特訓の日々
新潟市西蒲区にある、巻っずレスリングクラブ。
ここで週4日練習に汗を流しているのが、中学1年生の本名奏天(ほんな・かなで)さんと、小学5年生の妹・沙羽さんだ。


監督でもある父・栄仁(えいじ)さんは全日本選手権で準優勝、母・亜里(あり)さんはアジア選手権で優勝経験があり、双子の兄も現役選手というまさにレスリング一家だ。

練習では、マット運動などで競技に必要な体の使い方や柔軟性を鍛える。

姉妹の父 本名栄仁さん:
体育の授業で見本を見せられるようにしなさい。みんなの前で見本を見せるのも自信になる

感覚が良い姉とパワフルな妹 姉妹それぞれの強み
「自信が強さにつながる」と話す栄仁さんのもと、4歳で競技を始めた姉の奏天さん。2020年には全国2位に輝いた。

姉妹の父 本名栄仁さん:
長女の奏天は感覚がすごくいい。技も上手。少し力がないから、技がかからないというのはあるが

そんな奏天さんについて、妹の沙羽さんは…
本名沙羽さん:
強いけど、もう少しで追いつきそう

強気な妹・沙羽さんは、タックルの練習で、一回り大きな男の子を投げ飛ばすパワフルさを持っている。
姉妹の父 本名栄仁さん:
沙羽は筋力やバネがすごくて、身体能力はずば抜けている。ただ、奏天と違って不器用で、技は反復しないと覚えられない。それぞれ良いところもあるし、足りないところもあるので、それはこれからの練習で補っていけばいい

レスリング最強姉妹へ! 2人が目指すのは…
中学生になり、年上の相手と戦う機会も増える奏天さん。
Q.全国大会に出ると気持ちは変わる?
本名奏天さん:
変わる。いつも通りのレスリングの技が出せなかったりする

それでも、本名姉妹が目指すのは…
本名沙羽さん:
強くて、誰にでも勝てる選手になりたい。目標は全国で1位を取ること

本名奏天さん:
将来はレスリングをやっていない人にも、「この人すごい」と印象の残る人になりたい

両親や兄2人の背中を追って、英才教育を受ける姉妹の今後に期待だ。
(NST新潟総合テレビ)