秋篠宮さまは3月、林業、水産業、農業の各事業団体が主催する功績者を表彰する式典などに相次いで出席し、お言葉を寄せられました。

林業の式典にご出席

3月8日に、東京・港区の石垣記念ホールで行われた 「第60回 農林水産祭参加 全国林業経営推奨行事賞状伝達贈呈式」。
林業の発展に貢献した人や団体を表彰する式典です。

第60回 農林水産祭参加 全国林業経営推奨行事賞状伝達贈呈式
この記事の画像(14枚)

主催するのは「大日本山林会」。今年で創立140年を迎える日本最古の林業団体で、秋篠宮さまが8年前から第6代総裁を務められています。

〈秋篠宮さまのお言葉より〉
「現在の我が国の森林は、これまでの先人の努力により、戦後造林された人工林を中心に本格的な利活用期を迎えています。この国内の豊富な森林資源を循環的に利用し、森林と林業、そして木材産業を持続的に成長発展させていくことが重要な課題となっております。」

秋篠宮ご夫妻は平成30年、伊勢神宮の森林に足を運ばれています。ご覧になったのは、20年に一度の式年遷宮で社殿を造り替える際に使う、ヒノキの林。昭和の時代に大日本山林会が、植林と手入れを担ってきました。

平成30年4月 伊勢神宮 宮域林をご視察(会誌「山林」2018年8月号より)

式典では、林業に尽力した功績者の表彰が行われました。
秋篠宮さまは式典後、表彰を受けた人たちに「一番古い木はどのくらいのものがありますか」などとご質問。「100年以上のものがいくつかあります」という答えに、「背が高いでしょうね」などと感心されていました。

水産業の表彰式にもご出席

秋篠宮さまは3月22日、 東京・港区で行われた、水産業に功績のあった人たちを表彰する、日本水産会の「令和2年度及び3年度 水産功績者表彰式」に臨まれました。

令和2年度及び3年度 水産功績者表彰式

〈秋篠宮さまのお言葉〉
「四方を海に囲まれ、湖沼や湧水、清流に恵まれている我が国では、かねてより漁業や養殖業が盛んで、それに伴って、関連する加工業や流通業が発展してまいりました。水産業は、特に鮮度と安定的な供給が求められる産業であり、長年にわたり、これら各分野の振興に力を尽くしてこられた皆様には、さまざまなご苦労があったことと推察し、深く敬意を表します。」

 「大日本水産会」が主催する式典に平成27年から出席するなど、水産業の発展を見守られてきた秋篠宮さま。

平成29年9月 サケの養殖場ご覧(チリ・ラウニオン)

平成29年には、公式訪問先の南米・チリでサケの養殖場を視察されました。現在生産量で世界2位となったチリのサケ養殖は、日本の技術協力で発展。その発端となったのが、大日本水産会が昭和44年に行った現地調査でした。

今回の式典では、令和2年と3年の受章者の代表に表彰状が贈られました。
秋篠宮さまは式典終了後、関係者一人ひとりに会釈で応じ、去年亡くなった受章者の遺族にお悔やみを伝えられていました。

大日本農会のホームページに秋篠宮さまのお言葉

農業の改良発展を図るため、明治14年に設立された「大日本農会」。平成26年から第7代総裁を務める秋篠宮さまは、毎年のように農業関係者と交流を重ねてこられました。

平成30年9月 トマト農家をご視察(静岡・焼津市)

農業で功績があった人を表彰する式典は、新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止となり、秋篠宮さまは3月16日、受章者にお言葉を寄せられました。

〈秋篠宮さまが寄せられたお言葉〉(大日本農会ホームページより)
「これまで、表彰式で受章された方々との懇談で、農業経営上のご労苦やこれからの展望など、さまざまなお話を伺うことを楽しみにしておりましたが、今年もその機会を得ることができません。このことは、私にとりまして大変残念なことです。
農業と農村は、国民生活の基盤である食料を供給するだけでなく、国土の維持保全やそこに生息する生き物の多様性の保持、そして地域文化の継承など、国民の暮らしにとって大切かつ多面的な役割を果たしております。」

日本の食や環境を支える、重要な産業である農林水産業の各団体の活動に心を寄せられる秋篠宮さまです。

(「皇室ご一家」4月10日放送)

皇室ご一家
皇室ご一家
記事 14