2021年に人気が急上昇したマリトッツォに続き、2022年にヒットが予想されるスイーツを取材した。目で見て食べて楽しむ事ができる、新感覚のスイーツとは?
栗の香りとクリームの滑らかな食感が魅力
話題のスイーツを求めて訪れたのは、新潟市中央区の「パンとワインと三弥」。こちらの人気商品は…。
山中麻央アナウンサー:
シャワーのようにクリームが降り注いでいます

日本スイーツ協会が、2022年にヒットが予想されるスイーツの1つとして選んだ「しぼりたてモンブラン」。

「モンブランクリームをしぼるパフォーマンスも楽しめる」と、じわじわ人気が高まっている。
パンとワインと三弥 宇田聖菜さん:
1mmの細さでクリームをしぼり出すプレート。燕三条の職人に特別に作っていただいた

店のマシンは燕三条の職人の技でクリームの細さ1mmを実現し、食感を滑らかに。さらに、しぼりたてを提供するのには、こんな理由があった。
パンとワインと三弥 宇田聖菜さん:
しぼりたてだと栗本来の香りや滑らかな口当たり、味わいも感じていただける

山中麻央アナウンサー:
マロンクリームはとにかく濃厚で、栗の優しい甘さと香りが口の中いっぱいに広がります

おいしいモンブランを求める“モン活”という言葉も登場するなど、しぼりたてモンブランの人気は今後も高まっていきそうだ。
新感覚でSNS映えも 「わらび餅ドリンク」登場
2022年にヒットが予想されるスイーツには和菓子も。それがわらび餅。

甘味処鎌倉 滝沢萌さん:
もっちりとした食感、とろけるような口どけが鎌倉のわらび餅の魅力
火加減など熟練の技によって生み出されるトロッとした食感。わらび餅専門店「甘味処鎌倉」(新潟市中央区)では、わらび餅を使ったドリンクを提供している。

お客:
わらび餅を飲み物にするというのは聞いたことがなかった。インスタグラムで見て、来てみたいなと思っていて。ちょうど通りかかったので寄ってみた
春らしい「桜ラテ」をいただくと…。

山中麻央アナウンサー:
ドリンクはまろやかな桜の風味。桜の香りがフワッと鼻から抜けて春を感じます。わらび餅はモチモチとした食感で、口の中でとろけておいしいです
甘味処鎌倉 滝沢萌さん:
幅広い年齢のお客さまが来店される。家族や友達・恋人同士、お一人でのんびりと過ごしているときに気軽に来ていただけたら

貝殻のような「スフォリアテッラ」 クリームは4種類
そして、マリトッツォと同じイタリア生まれのスイーツで注目されているのが「スフォリアテッラ」だ。

イタリア・ナポリ生まれの伝統菓子で、イタリア語で“ひだを何枚も重ねた”という意味を持ち、貝殻のような形が特徴的となっている。
イタリア料理店「ラ・ファットリア」(新潟市中央区)では、中力粉や水などを練り上げて作った生地をパスタマシーンで薄く伸ばして筒状に。

それを10等分し、円錐形に成形する。

クリームなどを入れて焼き上げれば完成だ。

手間のかかる工程だが…。
ラ・ファットリア 中村英史オーナーシェフ:
新型コロナ禍というのもあって、少し手間がかかっても話題性のあるようなスイーツを発信していこうかと思っている。少しずつ種類を増やしながら、頑張って作っている
現在はカスタード・チョコレート・ピスタチオ・佐渡レモンの4種類があり、店内またはテイクアウトで楽しめる。

桶屋美圭アナウンサー:
定番のカスタードをいただきます。表面はカリカリ、サクサク!中に入っているカスタードの甘さとリコッタチーズの爽やかさが絶妙。オレンジピールもアクセントになっていておいしいです

期間限定の佐渡レモンのお味は?
桶屋美圭アナウンサー:
レモンの濃厚な果汁が口いっぱいに広がり、すっきりとした酸味で食べやすいです
ラ・ファットリア 中村英史オーナーシェフ:
今は海外に行けない時代なので、ぜひ身近にイタリアを感じていただきたい

しぼりたてモンブランにわらび餅、そしてスフォリアテッラが2022年のスイーツ界を牽引するかもしれない。
(NST新潟総合テレビ)