韓国では、新型コロナウイルスの爆発的な感染が続く中、飲食店などの規制がさらに緩和される。
韓国が4月1日に発表した新規感染者の数は28万273人で、3月中旬の62万人あまり(62万1187人)をピークに減少傾向だが、依然として高い水準。
また、重症者の数もおよそ1300人(1日発表:1299人)で、過去最多の水準が続いている。
しかし、韓国政府は医療体制に余力があることなどを理由に4月4日から、飲食店の営業時間や人数の制限をさらに緩和し、『午前0時まで(現在は午後11時まで)』『1グループ10人まで(現在は8人まで)』認めることを決めた。
さらに感染状況次第では、4月中旬にも飲食店の営業制限を完全に撤廃する可能性もあるとしている。
また、現在一部の病院に限定されている感染者の対面診療を4月4日から地域のクリニックなどすべての医療機関に拡大するほか、新型コロナの隔離措置も見直しが検討されていて、近い将来、感染者の隔離がなくなる可能性もある。
こうした規制緩和は、『日常回復』に向けた動きを加速させたいものと見られているが、オミクロン株のうち、より感染力が強いBA.2「ステルスオミクロン」への置き換わりが進む中、さらなる感染拡大につながる懸念もある。