イギリスの石油大手シェルは8日、ロシアでの事業から完全撤退すると発表しました。

シェルはロシア産原油の短期取引をやめるほか、石油製品や天然ガスの調達も段階的に取りやめます。またロシア国内でのガソリンスタンドの営業や航空燃料の販売も中止。ロシアでの事業から完全に撤退します。

シェルは2月28日、ロシア極東の石油・天然ガス事業サハリン2からの撤退を表明しましたが、その後もロシア産原油の購入を続けていたことから批判を受けていました。

シェルのファン・ブールデンCEOは8日声明で「我々の決定は正しいものではなかった」と謝罪しました。

国際取材部

世界では今何が起きているのか――ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、モスクワ、イスタンブール、北京、上海、ソウル、バンコクのFNN11支局を拠点に、国際情勢や各国の事件・事故、政治、経済、社会問題から文化・エンタメまで海外の最新ニュースをお届けします。