春はすぐそこまで来ている。最新の桜の開花予測によると、2022年は平年よりも少し早く桜を見られそうだ。

早咲きの河津桜が開花

気温が上がった2月28日。東京・江戸川区を流れる旧中川沿いの河川敷では、早咲きで知られる河津桜が花を開いていた。

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30代女性:
この時期に桜って早いから何の桜?と思って。そうしたら河津桜だった。

こちらの河津桜はまだ3分咲きだが、濃いピンク色の花の下には写真を撮る人や、蜜が目当てのメジロを観察する人が集まった。

50代女性:
ちょっと春らしくなってきた。花も咲いて。

30代女性:
気持ちが明るくなる。初めての桜ですね(子ども)2人とも。あ~春が来たなって思う。

また、100本以上の河津桜の木が植えられている江戸川区の「なぎさ公園」でも、つぼみが開き始めている。

2021年は東京では暖かい日が続いて、桜は3月14日に花が開き、観測史上最も早い開花となった。日本気象協会によると、2022年の東京の開花予想は3月22日。平年より少し早く桜が見られそうだ。

飲食できる?お花見の名所2022年の状況は?

2022年もコロナ禍でのお花見となるが、「各地のお花見はどうなっているのか」を調べてみた。

お花見といえば「上野公園」だが、2021年はシートを敷いて飲食するのは禁止。そして、最も人が集まる桜通りは一方通行が行われていた。
2022年はというと、飲食についてはまだ判断できていないというが、一方通行はやはり続くということで、今年も散歩しながら桜を楽しむスタイルになりそうだ。

その“散歩スタイルで桜”という意味では「目黒川」が有名。「目黒川」は毎年桜祭りが開かれており、桜と一緒にぼんぼりが飾られている。しかし、こちらも2021年と同様、ぼんぼりの設置は中止することが決まっているという。

おうちで楽しむお花見

梅津弥英子アナウンサー:
外でのお花見以外に、“おうちでのお花見”を検討している方にこんなものを紹介しようと思います。こちらいかがでしょうか?「ペーパークラフトの桜の木」

これはまだ咲いてないんですけど、酢にタンパク質の成分が入った液体をかけます。すぐには変化しないんですけど、時間が経つと…

咲くんです!これは(かけた)液体が蒸発するときに結晶化する性質を使っているということで、液体をかけてから4時間ほどで咲き、12時間経つと満開になります。そして、満開の状態が3、4日が続いた後は、徐々に散っていくんです。

加藤綾子キャスター:
本当に桜と一緒!

梅津弥英子アナウンサー:
すごい小さくて、おうちでも手軽に楽しめるということなんです。加藤さんと柳澤さんは、今年お花見はどうしますか?

加藤綾子キャスター:
コロナの状況によりますけど、歩いてサラッと見たいなとは思いますけど…。

ジャーナリスト 柳澤秀夫氏:
家の近くに桜の名所があるんで、去年は散歩を兼ねて夜桜見物しました。おそらく今年もそうなるんじゃないかなと思うんですよ。ただコロナもあるし、ここに来てウクライナの問題もあるので、手放しで桜を楽しむっていう気持ちになれるのかなっていう気がするんですよね。

梅津弥英子アナウンサー:
1年に一度ですし、めでたいなという気持ちもありますよね。皆さんもそれぞれの桜の楽しみ方を検討してみてください。

(「イット!」2月28日放送分より)