甘やかな香りと、かわいらしい見た目に癒されるスイートピー。宮崎県では2021年12月初旬から収穫作業が始まっている。
スイートピーの生産量 宮崎は全国1位
宮崎県日南市を中心に生産が盛んなスイートピー。河野剛さんのハウスでは、家族で収穫作業を行っている。

全国的に見ると、スイートピーは宮崎・大分・岡山の3県でほとんどを生産していて、宮崎県内では82戸の農家で約3080万本を出荷。全国1位で、シェアは50%近くを占めている。

そして、スイートピーは品種が多いのも特徴。
これは「エンゼルキッス」という品種。2022年はいい出来になっているという。

河野剛さん:
全体的に気温は高かったんですけれども、長雨が続いていないので順調に育っています。例年より今年はいいと思います。

スイートピーの出荷は4月上旬まで続く。
1月21日は「スイートピーの日」
スイートピーは、数百種類の品種がある。中には、宮崎県オリジナルの「神話シリーズ」という品種もあり、式部(しきぶ)、美々(みみ)、舞姫(まいひめ)、紅式部(べにしきぶ)、恋式部(こいしきぶ)などのロマンチックな名前がついているものも多い。

各産地でオリジナル品種を作っているところもある。
また、日本スイートピーの会では1月21日を「スイートピーの日」と制定。これは出荷の最盛期であることと、もう1つ理由がある。

スイートピーには「竜骨弁」という1枚の花びらがあり、その隣に2枚の「翼弁」という花びらがついている。その奥に「旗弁」という花びらがあって、1枚、2枚、1枚の花びらから構成されることから、1月21日がスイートピーの日だという。

宮崎を感じる花、スイートピーをお土産にというのもいいかもしれない。
(テレビ宮崎)