5歳から11歳の子どもを対象とする新型コロナウイルスのワクチン接種について、厚生労働省のワクチン分科会は、10日午後、保護者に対して「努力義務」を課さない方針を決めた。今後、最新の科学的知見を踏まえて、改めて議論される見通し。
5歳から11歳を対象とするワクチンは、1月に特例承認され、無料で接種を受けられる「臨時接種」に位置づけられる。早ければ3月にも接種を開始する予定。
一方、分科会では、保護者に接種への協力を求める「努力義務」を課すかどうか、これまで議論されていた。しかし、専門家からは慎重な意見も出されていた他、ワクチンの有効性・安全性に関する情報を丁寧に説明すべきとの声もあがっていた。
