1月22日土曜日、午前1時8分ごろ、日向灘を震源とする地震が起きました。発生したのは南海トラフ地震の想定震源域でした。大分県と宮崎県で最大震度5を観測。マグニチュードは6.6。強い揺れが、寝静まった街を襲いました。

大分市にある水族館の駐車場では…

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長さ約75メートル、深さ4メートルの地割れが発生。水族館では当面の間、一部の駐車場を閉鎖するといいます。

さらに、大分市にある運送会社の駐車場では今回の地震の影響により長さ50mの亀裂が入り、水気の多い土砂が噴き出す液状化現象が発生しました。

一方、宮崎県延岡市では家の外壁が崩れて、危険な状態に。この地震により、大分県で6人、宮崎県で4人がけがをしました。

気象庁は、揺れの強かった地域では今後一週間程度は、同じぐらいの強さの地震に注意するよう呼びかけています。南海トラフ地震の想定震源域で起きた今回の地震。

南海トラフ地震は、最悪の場合東日本大震災の17倍にあたる約32万人の犠牲者が想定される巨大地震です。気象庁によれば、南海トラフ地震との関連について、今回マグニチュード6.8以上であれば、「南海トラフ地震臨時情報」を出し、南海トラフ地震との関係について調査をはじめることになっていたということです。

しかし、今回の地震はマグニチュード6.6で基準に達しないことから、大地震が発生する可能性が高まったことを知らせる「臨時情報」は発表されませんでした。

大分県と宮崎県を襲った今回の地震。南海トラフ地震との関連はあるのでしょうか。

震源地は南海トラフ想定震源域 関連は?

今回の地震は南海トラフの想定震源域で発生。最大震度5強を記録し、マグニチュードも6.6と比較的大きなものでした。

南海トラフ地震臨時情報とは、南海トラフ全域を対象に地震発生の可能性の高まりについて知らせるものです。南海トラフ地震域でマグニチュード6.8以上の地震が観測された場合に発表されます。今回の地震はレベル1、「調査中」を発表する一歩手前だったといいます。

臨時情報が発表される条件のマグニチュード「6.8」と今回の地震マグニチュード「6.6」。この0.2の差はどう促えばいいのか、東京大学地震研究所の青木陽介准教授によると、マグニチュードが1違うとエネルギーの規模は約32倍になり、0.2違うだけでも、約2倍の規模の差があるというのです。

さらに、青木陽介准教授によると2つの根拠から今回の地震と直接的な関係は低いといいます。一つ目の根拠は、「メカニズムの違い」。南海トラフはプレートの境界ですが、今回の地震はプレートの内部で発生しています。二つ目は、「日向灘の位置」、南海トラフの震源域ではあるが、ここを起点に地震が広がるとは考えにくいといいます。

一方で、こんな気になる試算も出ています。

政府の地震調査委員会が1月発表した試算、40年以内にマグニチュード8から9クラスの南海トラフ地震が発生する確率を従来の「80~90%」から「90%程度」に引き上げられました。いつかは必ず起きるとされる南海トラフ地震、万全の備えで被害を減らすことができます。

今回の地震について、気象庁は「1週間程度は震度5強規模の地震が発生する可能性がある」とし、警戒を呼びかけています。

(めざまし8「#NewsTag」1月24日放送)

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