厳しい寒さの到来で、暖房なしでは暮らせない。しかし、ストーブをつけて部屋を暖かくすると、湿度が失われ乾燥が気になる…。
どうすれば快適な湿度を保てるのか?ちょっとした工夫で部屋を効果的に加湿することができるウラ技を紹介する。
理想的な室内湿度は45~55%
まず、室内で暖房を入れると、どれくらい湿度が低くなるのか実験してみた。
実験前の部屋の温度は15.9℃、湿度は29%。暖房を20℃に設定して部屋の温度を上げていき、30分後…。部屋の温度は21.1℃、湿度は6ポイント下がり23%になった。

室内の乾燥を防ぐのに有効なのが加湿器だ。ちょっとした工夫で大きな効果を得られ、反対に間違った使い方をすると台無しになってしまう。
理想的な室内湿度45~55%にするため、効果的な加湿のポイントが2つある。

加湿器を使う前に…冷えた窓を露出しない
まずは「窓」。外気と触れて冷えている窓に水滴がついて結露すると、部屋が乾燥する。そのため「冷えた窓を露出しない」ことがポイントだ。
冷えた窓に一番近いところにあるカーテンの使い方を工夫しよう。
(1)窓とカーテンの隙間を少なく…マジックテープなどでカーテンをしっかり固定し、温度差ができないように

(2)空気の流れを抑える…カーテンレールの上をタオルでふさぐことで、暖められた空気と触れないように

窓の近くに置くのはNG
もう1つ気を付けたいのは、加湿器を配置する場所だ。
室温が低い「窓の近く」では水蒸気が多いと判断するため、正常に作動しないのでNG。できるだけ「窓から遠い&高い場所」に置くと、正常に作動する上、温かい空気と混ざっていい循環になるのでおすすめだ。

正しい場所に置いて、肌の潤いや感染対策ができるよう加湿器を活用したい。
(北海道文化放送)