トヨタは、東南アジアの新型コロナ感染再拡大による半導体不足のため、稼働停止する国内工場を拡大し、さらに減産することを明らかにした。

トヨタ自動車は現在、一部の国内工場で生産ラインの一部の稼働を停止しているが、さらに愛知県の高岡工場や田原工場などで、休日稼働を取りやめるなど、合わせて5つの工場に影響が出るという。

これまで、12月の減産台数を1万4000台としていたが、さらに8千台増え、減産台数はおよそ2万2000台にのぼり、新たに「RAV4」や「ハリアー」の生産にも影響が出るとしている。トヨタによると、今回の生産調整は、東南アジアの新型コロナ感染再拡大で、半導体などの部品の調達が難しくなっていることや、国内の物流の状況がひっ迫していることが原因としている。