一時期に比べると落ち着いたが、高止まりしている灯油価格に頭を悩ませている方も多いのではないだろうか。
灯油の節約につながる、いま注目のあったかアイテムを探った。
札幌市民:
冬は嫌ですね。肩がこるし
札幌市民:
灯油代も高くなるし、ムダに寒くない方がいい
札幌市民:
寒くなるのは慣れているけど、今年灯油が高いので大変。嫌です。冬は嫌です

2021年もやってきた、寒い、いやーな季節。札幌市内の家電量販店では、暖房商戦にある傾向が…
ヨドバシカメラ マルチメディア札幌 佐野 鷹也さん:
灯油が高くなったので、灯油を使わずに電気を使うものがほしいという声が多い。灯油を切り詰める客が増えている

売れ筋のキーワードは「灯油の節約」だという。どれくらい、灯油が高いのか。
「記録的な高騰」が続く灯油価格
北海道内の灯油の配達価格は2021年9月から上がり続け、11月29日現在で1リットル当たり113円66銭と、この13年で最も高くなっている。(12月20日は113円72銭)

そこで売り上げを伸ばしているのが、オイルヒーターや電気ヒーターなど灯油を使わない暖房器具だ。

さらに部屋の温度を上げすぎずに、身体をピンポイントで温めることができる「補助暖房」にも人気が集まっている。

身体をピンポイントで温められる「補助暖房」も人気に
ヨドバシカメラ マルチメディア札幌 佐野 鷹也さん:
2倍ほど去年に比べ売れている。(デスクヒーターは)机の下に付けられるようになっている。カバーがついて、こたつの代わりになる。あたたかさを逃がさない

このデスクヒーターは、テレワークなどにも活用できるアイテム。

そして、こちらは手を入れて温められる「ハンドウォーマー」。

ヨドバシカメラ マルチメディア札幌 佐野 鷹也さん:
USBでパソコンにもつなげるし、座布団として体もあたためられる

さらに足を温める「足温器」と呼ばれる暖房器具も。足元の冷えを解消でき、若い女性を中心に売れているという。
灯油節約の波は、アウトドア専門店にも及んでいる。
"アウトドア用品店"にも注目のあったかアイテムが
これは昔からある「湯たんぽ」の最新版。

底が平らになっていて、ガスやストーブなどで温める直すことができるエコアイテムで、人気の1つだという。

さらに、あの動物をモチーフとした"あったかアイテム"も登場。
家庭用に大人気なのがフリース素材のつなぎ、その名も「ソフトボアモモンガ」。

おうちで"全身を包んで"温まれるアイテムも
フードまでかぶれば、室温をあまり上げなくても快適に過ごせるとのこと。
秀岳荘 白石店 鳥海 信 店長:
こういった道具をうまく使いながら過ごすと、室内温度を低く設定しても温かく過ごすことができる

暖房費を節約しながらの寒さ対策。ひと工夫しながら、何とかこの冬を乗り切りたい。
(北海道文化放送)