11月30日、56歳の誕生日を迎えられた秋篠宮さま。カメラの前では約28分間にわたった会見。そのほとんどで眞子さんの結婚について話をされました。「めざまし8」では、皇室をよく知る2人の記者が“会見で注目した内容”を解説しました。

「異例です」“約8割”が眞子さん関連のお話

「眞子さんをとても心配されているという親心が溢れていた会見だったと思いますね」

そう語ったのは、秋篠宮さまと30年にわたり親交のある、毎日新聞編集委員・江森敬治氏。

毎日新聞編集委員・江森敬治氏:
異例ですよね。やはりいまはもう眞子さんの話がとにかく大切なんだということなんだと思います。

さらに、フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員も…

フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員:
今回の質問は5つ事前に提出して聞いていて、その内2問とご家族のことで眞子さんのことが入っているんですけれども。やはり記者と致しましても、眞子さまについていろいろなことをお伺いしたい気持ち。記者会見は年に1回で、直にお言葉をうかがえるのはこの機会でしかないですから、そういった意味では眞子さんのことに、色々な質問が費やされた分はあったと思います。

誕生日の会見としては異例であったと言及しました。

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今回の会見自体は1時間半以上行われ、その中で撮影が行われたのは冒頭約28分間。
その約28分間の内、約21分間が眞子さん・小室さんに関する質問となりました。

さらに、カメラ退出後の記者質問が1時間ほど行われ、こちらも眞子さんに関することが半分ということで、かなり多くの時間が使われました。内容としては、2人の結婚が皇室に与える影響、週刊誌やネットの書き込み、面会時の小室さんの印象などです。

その会見の中で2人が最も注目した言葉は何だったのでしょうか。

「結婚会見は記者会見に終わった」

28分間の中で、江森氏が会見で最も注目した言葉が、「私自身は一方向のものではなくて双方向での会見という形にしてほしかった」
10月26日の眞子さん、圭さんの結婚会見について語られた内容です。

毎日新聞編集委員・江森 敬治氏:
結婚の後の会見というのはそもそも、国民に向けての会見であって、国民の方により理解を深めてもらうという、そういう場だった訳ですよ。でも残念ながらと申しますか、記者発表で終わってしまった。会見で双方向ではなかったというところで、やはりその辺の想いというものは宮さまも強いのだと思いますけれども。

眞子さんと小室さんの結婚会見は、国民からの理解は深まらない記者会見になっていたことを指摘しました。

“小室さんへのわだかまり”「金銭トラブル」解決の遅さ影響か

さらに、フジテレビ皇室担当・橋本氏が会見で注目した言葉は…
「(結婚に関する)3つの行事を行わなかったことで 皇室の行事が非常に軽いものだという印象を与えたということが考えられる」

フジテレビ皇室担当・橋本 寿史解説委員:
やはり“皇室行事”自体が、主なものというのは国民の幸せを祈っていくというものに繋がっている訳です。ですから今回の行事が行えない結婚ということで2人の幸せを祈るわけではありますけれども、広く国民に対しての幸せを祈るという意味の中では、それが軽んじられるように捉えられるということは、皇室に対しての国民からの敬愛と信頼というものが薄れるのではないかと思いをお持ちのように感じたものですから。この言葉というのは私は、大変重いものだと捉えました。

一方で、会見の中で “夫の方” など、直接“小室さん”という名前が呼ばれることは一度もなく、また苦言を呈された形になったこと、解決金が支払われたことが言及されなかった点については…

フジテレビ皇室担当・橋本 寿史解説委員:
元々、秋篠宮様というのは、お嬢さんたちのことも「彼女は」など、そういう言葉を使うんですけれども会ったときの話なども印象は残っていないなど、言葉の節々に、わだかまりが相当残っていらっしゃるんだろうなということは感じました。
質問の中でこれまでも秋篠宮様は、小室家の問題についてはほとんど触れられない方でしたので、今回お伺いしたとしても多分何もお答えにならないだろうという思いもありましたし、この会見案というのがそれより前に出したもの。そういったことも含みまして、今回は質問答案の中には入らなかった訳です。

さらに、江森氏も解決金が払われても秋篠宮さまがスッキリしていない印象があることについては…

毎日新聞編集委員・江森 敬治氏:
儀式のない結婚になった原因はお金のトラブル。解決をもっと早くにして欲しかったという思いが強いのだと思います。

“金銭トラブルの解決の遅さ”が秋篠宮さまの心情に影響していること指摘しました。

(めざまし8・11月30日放送)