秋の味覚、旬を迎えた宮崎・綾町の「落花生」を紹介。

煎り加減を見極める鍵は「香り」

訪ねたのは、綾町にある創業75年の「須田商店」。契約栽培を中心に、県産の落花生などを加工販売する豆専門店。

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2021年も、農家から持ち込まれた豆の焙煎作業で忙しい時期を迎えている。
店を切り盛りするのは、3代目の須田昌導さん・理恵さん夫婦。豆が持つ本来の美味しさを引き出す製法にこだわっている。

須田商店・須田昌導さん:
宮崎の落花生はほとんど天日干しで乾燥させているため、柔らかい甘味があるのが特徴です

落花生の生育はとてもユニーク。花が咲くと地面に落ち、花と茎の間からツルが伸びて土の中に潜り、その先端に実をつける。

「花が落ちて実が生まれる」ことから「落花生」という名がついたとされている。

約190℃に熱した釜に落花生を入れ、回転させながら均等に熱を加える。ちょうど良い煎り加減を見極める鍵は「香り」だという。

須田商店・須田昌導さん:
特に小さい粒の場合、先に煎り上がってしまう。その匂いが目途になって、大きく粒の揃った豆を見極める作業になる。とにかく剥いて色を確かめながら。こげたら終わり。元に戻らない

有馬理恵リポーター:
煎りたての落花生、特別にいただきます。いい香り!味がしっかりしてますよ!

店では、砂糖などを加えた豆菓子も製作。こちらは県産の梅をあしらった商品。

有馬理恵リポーター:
しょっぱくて、こっちもすっごくおいしいです!

アレンジすることで楽しめる落花生

ここで、専門店ならではのアドバイスが。

須田商店・須田理恵さん:
薄皮のポリフェノール。あれが抗酸化作用が強いらしいので、皮ごと食べていただければいいなと思います。里芋とかがおいしいので、味噌ぬたですかね

須田商店・須田理恵さん:
落花生をすって混ぜたり、白和えに混ぜたり。酢味噌に落花生を足すと、すごく甘くなってマヨネーズみたいな感じで食べて頂けて、おいしいです

須田商店・須田昌導さん:
宮崎の豆はおいしいので、おいしい落花生を生かした製品をこれからも作り続けたい

秋の食材が豊富な宮崎。2021年は県産の落花生にも注目してみては?

(テレビ宮崎)

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