東京都は緊急事態宣言の解除後、都が認証した飲食店には、午後8時まで酒類提供を認めるなどの措置を決定した。

10月1日~24日は「リバウンド防止措置期間」と位置づけられた
10月1日~24日は「リバウンド防止措置期間」と位置づけられた
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東京都は10月1日から24日までをリバウンド防止措置期間とし、都の認証をうけた飲食店等には、午後9時までの時短営業、酒類の提供は午後8時まで、1テーブル4人以内とし、5人以上で入店した場合は、テーブルを分けるよう要請。これらに応じた店舗には、規模に応じて1日あたり2万5000円から20万円の協力金を出す。

認証店は酒類提供は午後8時まで1テーブル4人以内
認証店は酒類提供は午後8時まで1テーブル4人以内

一方で、都の認証を受けていない店舗は、営業時間は午後8時まで、酒類の提供自粛を要請。応じた場合は協力金を出すが、応じなくても罰則はない。カラオケについては、これまでのクラスター事例や換気設備を鑑みて、スナックやカラオケ喫茶など飲食店でのカラオケの利用は自粛を求める。カラオケボックスは感染対策を徹底した上で利用可能とする。

カラオケスナックは自粛要請、カラオケボックスは利用可能
カラオケスナックは自粛要請、カラオケボックスは利用可能

都立学校については、対面学習と部活動は感染予防対策を徹底した上で実施し、修学旅行はリバウンド防止措置期間中は延期するという。イベントは、午後9時までの時短要請が来月末まで出され、スポーツイベントやロックコンサートなど「大声あり」のイベントは収容人数は最大1万人、定員の50%まで。

イベントは「大声あり」「大声なし」で差別化。映画館は収容定員まで入場可。
イベントは「大声あり」「大声なし」で差別化。映画館は収容定員まで入場可。

演劇やクラシックコンサートなど「大声なし」のイベントでは、5000人以下の場合は収容定員まで入場可能で、映画館も収容定員まで入場可能となります。

一方、感染が再拡大したときのために抗体カクテル療法を行う酸素ステーションなども含め
病床を9200床まで拡大し、自宅療養者と医師のマッチングなど医療提供体制の強化も進める方針。

社会部
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