岸田・河野・高市・野田、4候補が立候補

次の日本のリーダーは誰に?自民党総裁選が9月17日告示された。

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立候補した4候補による立会演説会が午後1時から自民党本部で行われた。

河野太郎規制改革相(58)
ぜひこの国のコロナ対応を河野太郎に任せていただきたい

岸田文雄前政調会長(64)
全員で力を合わせて正々堂々とした政治を取り戻してまいります

高市早苗前総務相(60)
日本を守る責任と未来を開く覚悟を胸に立候補を決意いたしました

野田聖子幹事長代行(61)
小さき者、弱き者を含めた全ての人が生きやすい社会、生きやすい日本を作っていこうではありませんか

「出陣式」各陣営は…熱気あふれる出陣式も

4人が争う自民党総裁選挙。各陣営の出陣式はそれぞれ異なるムードの中で行われた。

河野太郎規制改革相は午前9時ごろから史上初のリモート出陣式を決行。

支持する議員はパソコンの前で見守った。

一方、岸田文雄前政調会長の出陣式。支持する議員が座る席には「チーム岸田」のキャッチフレーズが貼られ、スクリーンにVTRを上映するなど最も準備が整っていた印象だった。

岸田文雄前政調会長
今の時代が求めているリーダーは、私なんだという強い確信であります

そして、総裁選史上初となる女性2人の立候補…その出陣式は特に対照的なものだった

高市早苗前総務相の出陣式。集まった議員全員が「Fight On!!Sanae For Japan(戦い続けろ!早苗 日本のために)」と書かれたタオルを持ち、会場には「第100代 初の女性総理誕生へ!!」と書かれたのぼり旗も。まさしく戦に向かう熱気にあふれていた。

高市早苗前総務相
美しく・強く・成長する国 日本をつくってまいります

一方、元女優の三原じゅん子議員らが支持する野田聖子幹事長代行の出陣式。出馬表明がギリギリとなったこともあり、長テーブルにパイプ椅子というシンプルな形となった。

野田聖子幹事長代行
国民からしっかりと信頼を頂戴しながら頑張っていく自民党をお見せできればと思っています

そして河野太郎氏は17日午後、小泉進次郎環境相、石破茂元幹事長と合流。いわゆる“小石河連合”の3人が総裁選で初めて顔をそろえた。

河野太郎規制改革相
国民の支持をバックに、しっかりと説明責任を果たし、政治を動かしていきたい

実現したい政策は…

午後3時からは共同記者会見に臨んだ。実現したい政策について4候補は…

河野太郎規制改革相
(コロナ対策の)規制を取り払った上で、しっかりとデジタル技術を活用することで療養している方の安心安全を担保する

岸田文雄前政調会長
なんと言っても新しい日本型の資本主義を構築する。成長と分配の好循環を実現する

高市早苗前総務相
「日本経済強靱化計画」をしっかりと実行して、日本経済を立て直し、成長軌道に乗せていく

野田聖子幹事長代行
人口減少を本気で真剣に考えましょうと。子ども庁の設置法案とか新しい日本をつくっていきたいと思います

野党は強くけん制

一方、政府は次の首相を選ぶ臨時国会を10月4日に招集する方針を国会に伝達。

コロナ対策を含めた本格的な議論を求める野党側。立憲民主党の安住淳国対委員長は次のように自民党側をけん制した。

立憲民主党・安住淳国対委員長
新内閣の所信に対する質疑を行うことを確約してもらいたい。首班指名をやって総理大臣を決めたら、国会の質疑も飛ばして「はい、選挙」なんて…

立憲民主党・安住淳国対委員長
そんな馬鹿なことはやめてくださいよと、私どもはそう申し上げたんです

(イット! 9月17日放送より)