焼き芋といえば、昔ながらの移動販売車をはじめ、今では焼き芋専門店もある。
そんな焼き芋が今、松山市のある場所で“ちょっと変わった”スタイルで販売されている。
自販機以上のクオリティー?
正本健太キャスター:
松山市内の温泉施設にやってきました。この入り口近くに新しくできたのが…「焼きいも屋さん」って書いてます

8月24日 焼き芋の自販機が、松山市の「ていれぎの湯」に登場した。四国でここだけということで、早速 正本健太キャスターも購入した。

正本健太キャスター:
出てきました。缶ですかね。あったかい、熱い! 袋の中に「熟成焼いも」。うわ、蜜がもう皮の表面についてますよ。すごいな、これ

九州産の「紅はるか」を特殊な製法でじっくり焼き上げたあと、真空パック詰めにして販売している。

正本健太キャスター:
中まで味が染み込んでて、また蜜が甘い。自動販売機のクオリティーだとは思えないですね。おいしい

自販機の設置から1週間で、何と300個以上を売り上げたそうで、「ていれぎの湯」の公式インスタグラムにも早速、反響が寄せられていた。

インスタグラムの投稿:
「これからの楽しみが増えました」
「僕、めっちゃ家近いので行きます!」

長期保存も可能 災害時の非常食にも
でも、なぜ温泉施設に焼き芋が…?
ていれぎの湯・高橋万由さん:
今まで焼き芋の自動販売機って見たことないじゃないですか。私どもの会社のグループ会社で、自動販売機の設置をしている所があるんですけど、そちらで何か目新しいものがないかということで、こちらのサツマイモの販売機に出会ったということで

焼き芋は九州の障がい者の就労支援施設で生産していて、売り上げは障がい者の収入アップにもつながる。

真空パックのままだと1年間の長期保存が可能で、災害時の非常食としても活用できるという。

お風呂上がりに、蜜も笑顔もあふれる焼き芋の自動販売機。ぜひ、ご賞味あれ。
(テレビ愛媛)