今回の「スゴ撮」は、日本にある5つの世界遺産「夏の絶景」をスゴ撮した。

「奄美・沖縄」の宝石のような絶景

「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が7月、日本で5件目の世界自然遺産に登録された。

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今すぐにでも見に行きたい!
ところが、2021年の夏はコロナ禍で旅行にも行けない状況である。

そこで、今回はおうちにいても旅行に行った気分を楽しめる映像をお届けする。 
日本全国の「世界自然遺産」“夏の絶景”をスゴ撮する。

まずは、登録されたばかりの「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産。

4つの島々で構成され、豊かな自然が残る中、絶滅危惧種のアマミノクロウサギやイリオモテヤマネコなど独自の進化を遂げた生物が数多く生息している。

その中でまずは、おうちで楽しめる奄美大島の夏の絶景をスゴ撮する。

あまみ大島観光物産連盟・境田清一郎さん:
マングローブ原生林があるので、川と山の情景が一番感動するかもしれない

頭上まで覆うマングローブのトンネル。 夏の日差しを浴び、生き生きとした緑と山が川面に反射して、まさに絶景である。

あまみ大島観光物産連盟・境田清一郎さん:
世界自然遺産登録はゴールではなく、スタート。受け継いできた結果であって、今度は子々孫々に継承しなければいけないとういうのが大きな役割です

また、徳之島の夏の絶景は、サトウキビ畑の緑と、青い海と空とのコントラスト。

西表島は、ダイビングやシュノーケルで圧倒的な透明度を誇る海。

そして、沖縄島北部の夏の絶景がこちら。

国頭村役場・玉城祐太郎さん:
夏のやんばるの森は、一年で一番緑が生い茂っており、リフレッシュをしていただくにはもってこいのシーズン。
やんばるの森を囲う広大な海も、とてもきれいです。夏ならではだと思うんですが、日差しも強いのでキラキラ輝く宝石のようです。コロナウイルスが落ち着いたら、素晴らしい自然や文化を体験してもらいたいと思います

非常に珍しい「白いシャチ」2頭も出現

次の世界自然遺産は、青森県と秋田県にまたがる「白神山地」。
これまで人為的な開発が入らず、東アジア最大の原生的なブナの林が広がっている。

夏の絶景が、白神山地最大の滝という「白滝」。時間を忘れて見続けてしまうため、ひぐらしの滝とも言われているそうだ。

次は、北海道の「知床」。
海氷の影響を受けた海と陸の生態系が豊かにつながった世界遺産である。

こちらの夏の絶景は、知床五湖。

知床世界遺産センター・笠井憲子さん:
湖に緑色の濃い知床連山が逆さに映っていて、その景色がすごくキレイです。

また、夏はクジラやシャチ、イルカなどが近場の海にやってくるのだが…

知床羅臼町観光協会・若林育代さん:
今年(2021年)はシャチの当たり年で、たくさんのシャチに会えているんです。「白いシャチ」なんて目の前に来たら、すごく感動されたと思います

実は7月24日、非常に珍しい「白いシャチ」が出現。おうちで楽しめる貴重な映像である。

知床羅臼町観光協会・若林育代さん:
(知床に)来たい方も、今年はコロナ禍で来られない中で、白いシャチが2頭も並んで泳いでいる姿を動画で見られたっていうのは、本当に神様からのプレゼントかなって。コロナが落ち着きましたら、お越しいただければと思います

透明度の高いエメラルドグリーンの海

次の世界自然遺産は、鹿児島県の「屋久島」。

早速、おうちで楽しめる屋久島の夏の絶景をスゴ撮する。

屋久島は、樹齢 1000 年を超えるヤクスギをはじめ原生的な森の自然美などが世界的に評価されている。

屋久島町観光まちづくり課・坂本隼一さん:
山・川、すべての自然が超一級です。雄大な自然を見て感じて体験することで、心身をリフレッシュできる…これが屋久島です。 コロナが落ち着いたら、ぜひ屋久島へリフレッシュしに来てください

次は、東京にある世界自然遺産「小笠原諸島」。

大小30ほどの島からなり、一度も大陸と陸続きになったことがないため、独自の生物と自然が堪能できる。

息をのむような夏の絶景がこちらだ。

見渡す限り、エメラルドグリーンの海。

小笠原村観光局・根岸康弘さん:
この夏の時期は、「美しい海」が最大の魅力になっています。いいときでは、50メートルくらいの透明度があるといわれています。

その透明度がわかるのが、こちらの海に揺られる船。 まるで船が宙に浮いているかのように見えるほどの海の透明度だ。

小笠原村観光局・根岸康弘さん:
島民一丸となって、みなさんの来島のための準備を進めています。ぜひコロナが落ち着いたら、みなさん小笠原にお越しください

日本が世界に誇る世界遺産。コロナが落ち着いたらぜひ行ってみたい。

(「めざましテレビ」8月23日放送より)