6月のイラン大統領選挙で当選し反米保守強硬派のライシ師が、議会で宣誓しイラン大統領に正式に就任した。
ライシ師は、ロウハニ大統領の後任を選ぶ2021年6月の大統領選で勝利し、8月3日に最高指導者ハメネイ師によって大統領に任命された。5日には議会で宣誓し、イランの第8代大統領に正式に就任。
イランメディアによると、ライシ大統領は演説で「制裁は解除されなければならない」とした上で、「その目標を達成するための外交計画を支持する」と述べた。ライシ大統領はこのあと組閣作業を開始し、8月中旬にも新しい内閣が発足する見通し。
アメリカに全面的な制裁解除を求める立場を崩さないライシ大統領だが、国内経済が低迷する中、今後どのような政策を展開していくのかが焦点。